「怒り」を見てきましたので感想をまとめようと思います。 原作は未読です。 以下ネタバレあり 何とも皮肉な話で、救いがない。 話が重たいのはわかっていたけれど、見終わって殺人事件を起こした犯人がわかっても釈然としないまま見終わってしまった。 松山ケンイチ 宮﨑あおいの足りない子な演技はすごく良かった。映画見ながらあおいちゃんにアドバイスしてたよ。 そんな素性の知らない男の借金話をまるごと信じるのかよ…?って。 私のうす汚れた魂がそう語っていた。 ここでの「怒り」は、松山ケンイチを信じてあげることのできなかった宮﨑あおいと渡辺謙の自責の念なのでしょうか。殺人犯だと愛する人に疑われて逃亡した松山ケンイチの素性が判明して犯人じゃないことがわかった途端、「何でもしてやる」みたいに言っちゃう渡辺謙が現金すぎやしないか?とは思う。 影のある松山ケンイチ最高です。雨合羽着て雨に打たれていたシーンのするどい