IoTの進化に向けて、また一歩。 すべてのモノがインターネットにつながるIoT時代。このたび登場したのは2ミリ四方の極小温度計。こちら、なんと電池ではなく、ルーターから送信される電波で動くんです。 オランダのアイントホーフェン工科大学のチームが開発したこのセンサー、重さはわずか1.6ミリグラム、ルーターの近くで温度を記録します。まず、チップ上の小さなアンテナがルーターからの電波をつかんで充電。充電後、センサーのスイッチが入って温度を測定し、ルーターに感知してもらうようにわずかな信号を送ります。センサーで測定した温度に応じてルーターへ送信する信号の頻度を変えることによって、ルーター側で温度がわかるようになっている仕組みだそうです。 開発されたチップはペンキや石膏、コンクリートの下でも動作可能なので、建物の中に埋め込んで、空調を管理するといった使い方がありそうですね。さらに研究チームによると、
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