JAXA(宇宙航空研究開発機構)は記者会見にて、小惑星探査機「はやぶさ2」が人工的にクレーターを生成する「SCI運用」を4月5日に実施すると発表しました。 SCI運用では、はやぶさから分離した衝突装置にて火薬を爆発させます。そして飛び出した銅板が球となり、小惑星「リュウグウ」へと衝突。小惑星内部の岩石を巻き上げるのです。この岩石は、小惑星の生成時の状態から変化がないことが期待できます。 また、上の画像ははやぶさ2が3月6日〜8日に実施した「降下運用(D0-S01)」中に撮影されたものです。ONC-Tカメラにて高度35mから撮影した画像では、かなりゴツゴツとした地形が確認できます。 はやぶさ2は2019年11月〜12月に小惑星を離れ、2020年末頃に地球へと帰還する予定です。 Image Credit: JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研 ■小惑星探