携帯電話で世界最大のマーケットシェアを誇るNokia。昨年の年間販売台数は4億4000万台と、日本の人口を上回る数の携帯電話を世界中に販売している。ここ最近はスマートフォン市場でAppleやRIMなどの新興勢力から激しい追い上げを受けてはいるものの、世界のどこへ行ってもNokiaの携帯電話が見られる光景に変わりはない。日本市場からは2008年の販売撤退、2009年の研究開発部門の閉鎖といった残念なニュースが続いてしまっているが、Nokiaの製品に魅せられた利用者もまだ多いことだろう。 競争が激しさを増す中で市場の3割以上のシェアをキープしているNokiaだが、その強さはいったいどこにあるのだろうか? 雪のヘルシンキに到着 フィンランドは北欧の国。北欧といえば寒さの厳しい冬が長く、暖かい夏はほんのわずかである。だから北欧で観光を楽しむのならば夏に訪問するのが一般的。だがNokiaがどのよう