NASAは、平成22年8月1日に発生した国際宇宙ステーション(ISS)の外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)の異常への対応として、2回の船外活動(EVA)でS1トラスにあるポンプモジュールの交換を行うことを発表しました。 ISSの熱制御システムは、外部熱制御システム(ETCS)と内部熱制御システム(Internal Thermal Control System: ITCS)に分かれており、船内で発生した熱はITCSで集め、船外の熱交換機を通してETCSに送られ、ラジエータから宇宙空間に放熱します。 このETCSは2系統あり、A系のポンプが故障したことによって、A系の排熱機能が停止しました。 A系の熱交換器は「ハーモニー」(第2結合部)外壁にあり、「きぼう」日本実験棟の低温熱制御ループと繋がっています。このため「きぼう」の実験装置は