地上試験において展開されたスペクトルRのアンテナ。 (Image credit: НПО им. С.А. Лавочкина) 先日18日に打上げられた電波天文衛星スペクトルRは22日、直径10mのアンテナの展開を開始した。 イタル・タス通信によれば展開は成功したと報じられたが、その後ノーヴォスチ・ロシア通信社は公式筋からの話として、展開後にアンテナを固定するラッチ機構が動作したというシグナルが来ておらず、展開は完了していないと見られると報じた。 またRussianSpaceWebが引用した非公式の情報によれば、何度かアンテナを開閉させてみたものの、やはり固定には至らなかったとの事。 なお仮に固定出来ていない状態でも、多少性能は劣化するものの、観測は可能とされている。 衛星を開発したラーヴォチキン社はこの後モスクワ時間23日9時(日本時間23日14時)から事態把握と問題解決のための緊急