国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟において、平成23年8月1日8時10分(日本時間)頃に発生した電力系統の異常により、衛星間通信システム(ICS)への給電が停止しました。 これまでの調査により、「きぼう」船内の電力配電装置からICSラック内の受電機器までの間に何らかの異常が生じ過電流が流れたものと推定しております。現在、軌道上の飛行士とも協力して本異常の原因究明作業を進めています。 なお、本異常発生によるクルーの安全性並びにシステム運用への影響はありません。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月3日、8月1日8時10分(日本時間)頃に国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」において、電力系統の異常が発生したことを明らかにした。これにより、衛星間通信システム(ICS)への給電が停止したという。 ICSは、きぼうの運用を効率的に行うため、船外実験プラットフォームに直径約80cmのアンテナを設置し、JAXAのデータ中継技術衛星「こだま(Data Relay Test Satellite:DRTS)」を経由して筑波宇宙センター(TKSC)との間でデータ、画像および音声などの双方向通信を行う日本独自のシステム。 船内実験室に搭載される与圧系サブシステム(ICS Pressurized Module subsystem:ICS-PM)と、船外実験プラットフォームに取り付けられる曝露系サブシステム(ICS Exposed Facility su
隕石の由来と考えられる小惑星「ベスタ」の表面。「雪だるま」のニックネームをつけられたクレーターが鮮明に見える=NASA提供 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ドーン」が撮影した小惑星「ベスタ」(直径約530キロ)の地表の画像を公開した。きれいにクレーターが並び、NASAは「スノーマン(雪だるま)」と命名した。 7月24日、ベスタの上空約5200キロから撮影した。ベスタは火星と木星の間で小惑星が密集する「小惑星帯」にあり、現在、地球から約1億8400万キロ離れている。街灯のない暗い場所ならば肉眼で見ることができ、小惑星の中で最も明るい。地球に落下する隕石(いんせき)の大半がベスタ由来と考えられている。 ドーンは夜明け(DAWN)を意味し、太陽系形成の過程を調べる目的で、07年9月に打ち上げられた。今年7月にベスタの周回軌道に乗った。1年間ベスタを探査した後、小惑星帯で最大の天体「セレス
無人探査機ドーンが撮影した小惑星ベスタ。研究者は、左側のクレーターが重なった部分を「雪だるま」と名付けた(NASA提供) 【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は1日、地球から1億8400万キロ離れた小惑星ベスタ(直径約530キロ)の鮮明な画像を公開した。 無人探査機ドーンが7月24日、ベスタから5200キロ離れた地点から撮影。画像には円形のクレーターが並んで写っており、NASAの研究者は「雪だるま」と名付けた。 ベスタは火星と木星の間の小惑星帯にある。2007年に打ち上げられたドーンは、イオンエンジンで徐々にスピードを上げ、7月にベスタの周回軌道に入った。1年間、軌道上から観測を続けた後、次の目的地、準惑星ケレスに向かう。
最初は文化祭のノリだった。01年夏、研究生として通った文部科学省宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構=JAXA)で、「小惑星探査計画を面白く紹介しよう」と、見学者向け絵本作りを企画。チラシの裏を使い、探査機の丸いアンテナに顔を描いてみた。ここから、小惑星探査機はやぶさのゆるキャラ「はやぶさ君」が誕生した。 宇宙にあこがれ、大学院ではやぶさ計画にかかわる研究室を選んだ。自らの研究で壁にぶつかることもあったが、「前人未到の探査に挑む研究者の熱い思いを伝えたい」と計画のもり立てに奔走した。 03年の打ち上げ以降、はやぶさの旅に沿って改訂を重ねた絵本冊子は「かわいくて分かりやすい」と見学者の評判に。はやぶさ君が主役のブログや、はやぶさの現状を伝えるツイッターも若手研究仲間とともに運営。世界が注目する探査の情報を発信し、はやぶさブームの一翼を担った。 はやぶさは昨年6月、小惑星の微粒子を携え帰還し
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