【2012年11月16日 東京大学大学院】 東京大学大学院の研究チームにより、2つの惑星が同時に中心星の手前を通過し、かつ惑星同士が重なる食を起こすという非常に珍しい現象が発見された。太陽系と同様にこれらの惑星の公転面が中心星の自転軸とほぼ直交していることもわかっており、系外惑星の形成進化を探るうえで大きなヒントとなりそうだ。 水星だけ少し傾いているものの、太陽系の惑星は公転軌道面がほぼ一致しており、かつ太陽の自転軸(図のN-S)と直交している(この図では海王星と天王星は省略)。ステラナビゲータで作成。クリックで拡大 中心星の自転方向と惑星の公転方向の関連を調べる方法の概念図。クリックで拡大・解説表示(提供:発表資料より) 複数惑星のトランジットと惑星同士の食(惑星の軌跡)。クリックで拡大(提供:発表資料より) はくちょう座の方向にあるKOI-94星には4つの惑星があり、それらすべてが地球