見上げた先に広がる、星々が織りなす絶景たち。 グリニッジ王立天文台博物館が主催する、最優秀天文台写真コンテスト「Insight Astronomy Photographer of the Year」の2016年の最優秀賞が発表されました。今年は80カ国以上から4,500ものエントリーがありましたが、その中から選ばれた各カテゴリの優秀作品や入賞作を一挙にご紹介します。 最優秀賞: Baily’s Beads (ベイリー・ビーズ)、Yu Junさん 中国のYu Junさんは、2016年3月9日の皆既日食の最中に起きたベイリー・ビーズとよばれる現象をインドネシアのLuwukで撮影しました。ベイリー・ビーズとは、月に隠された太陽の光が月の表面の凹凸地形によって洩れ、ビーズのように連なって見える現象のこと。Junさんは日食時の画像をスタックすることで、連なるような日光を捉えたこの作品を作ったのです。