生命の起源を探ろうと3年前、地球と火星の間にある小惑星「リュウグウ」を目指して打ち上げられた探査機「はやぶさ2」についてJAXA=宇宙航空研究開発機構は、「リュウグウ」到達まであと1年に近づいたと発表しました。今後、地球から3億キロ離れた宇宙空間で「はやぶさ2」を「リュウグウ」にどう安全に着陸させるのか最大の難関を迎えるのを前に入念な訓練が進められています。 12日会見したJAXAによりますと「はやぶさ2」は、現在、秒速およそ30キロというスピードで飛行していて、打ち上げからの総飛行距離は24億キロ、「リュウグウ」までおよそ3000万キロに近づいたということです。このまま順調に飛行できれば、来年6月から7月ごろ「リュウグウ」まで20キロという至近距離に接近し「リュウグウ」のだ円軌道に入るということです。 今後の最大の難関は、地球から3億キロ離れた宇宙空間で「はやぶさ2」を「リュウグウ」にど