熊本地震の影響で落ち込んだ九州への旅行需要を回復するため、政府は、九州への旅行商品が最大7割引きとなる制度の導入を決めた。 観光庁によると、熊本地震の影響で旅行者のキャンセルはゴールデンウイークまでに約75万人に上った。夏の観光シーズンを前に旅行需要を回復させるため、政府は、7月から12月の期間に九州を訪れる旅行商品について、3万5000円を割引きの上限として最大7割引きとする制度の導入を決めた。 割引率は時期と地域で異なり、被害の大きかった熊本県と大分県は7月から9月が最大7割引き、その他の九州5県については最大5割引きなどとなる。県から依頼を受けた宿泊予約サイトや旅行会社が割引きされた旅行プランを販売し、その分の費用として国が県に180億円を助成するという。 震災の復興支援策として旅行の割引き制度が導入されるのは初めて。
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