スポーツフロアマット、新発売 量産以上、チューニング未満。絶版スポーツカーに向けたアップデートプログラム。 バブル景気も冷めやらぬ90年代初頭、ターボで武装した大排気量6気筒エンジンのフラッグシップはハイパワーを競い、競技会場から抜け出したようなフルタイム4WDのホモロゲーションモデルが街を駆け巡る。日本の自動車メーカーがハイテクノロジーにしのぎを削り、世のクルマ好きはスポーツマシン黄金期を満喫していた。 そのような時代にドライバーがクルマを操る楽しみをピュアに追求したのが、我らがマツダRX-7(FD)とロードスター(NA)だ。軽量ボディのFRレイアウトに前後50:50の重量配分。そして4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション・・・そのステアリングを操り、ドライバー中心に旋回する感覚は、パッセンジャーカーでは得られない人馬一体の極致といえよう。快適とは言い難いタイトなコクピットにチルトや