オールドレンズビギナーにとって、レンズコンディションの見極めは難しいものだ。ここでは中古レンズのチェックポイントをまとめてみよう。 Question 1 中古レンズの失敗しない買い方 まず、外観の汚れは気にせず、あくまでもレンズの状態をチェックすることだ。前玉の傷は写りにあまり影響しないが、後玉の傷は影響することが多い。後玉の状態は念入りにチェックしよう。カビと曇りは写りに影響しやすいので、極力クリアなレンズを入手したい。ピントリングと絞りリングは、多少動きが渋くても運用でカバーできる。ただし、極端に動きが重かったり引っかかりがある場合は、故障や素人修理品という可能性も考えられるだろう。意外と見落としがちなのは絞り羽根だ。絞り羽根に油がのっていると、使っているうちに固着してしまう場合がある。美品クラスは値が張るので、懐具合と相談しながら程度のよい良品を狙いたい。 Question 2