今日は木造プレファブパネル構法により、集合住宅を省エネ改修する技術の話です。 スイスでは建物の省エネ改修がエネルギー・気候政策の大きな柱であり、数年来の補助金プログラムのおかげで省エネ改修がブームになっていることは、これまでにも紹介しました。そんな中、近年、実用化された技術が木造プレファブパネル構法による集合住宅のファザード改修です。 先日のブログで報告したプラスエネルギーハウスのシンポジウムで、このシステムを導入している木造会社Erne社のプレゼンを聞きました。 それによりますと:まず、建物のファザードをレーザー測定器でスキャンし、そこから直接に図面を起こし、3-Dモデルを作る。その後、省エネ改修用ソフトウェアを用いてライフサイクルの視点からエネルギー消費の改良を行なってゆく。それを元に壁ごとの木造パネル構造をコンピュータが計算。そのデータを木造工場に送り、自動切削機で木材をカット。最後