運転開始から40年を超える福井県の美浜原子力発電所1・2号機と、敦賀原子力発電所1号機について、関西電力と日本原子力発電は17日にも取締役会で廃炉にすることを正式に決め、福井県の西川知事に報告する方針を固めました。 関係者によりますと、このうち、関西電力と日本原電は福井県にある美浜原発1・2号機と敦賀原発1号機について、新しい規制基準への対応に巨額の費用がかかるうえ、出力が小さいために再稼働したとしても経営上のメリットが見込めないなどとして17日にも取締役会で正式に廃炉にすることを決めたうえで、福井県の西川知事のほか敦賀市長や美浜町長に報告する方針を固めました。 そして、自治体の理解が得られれば、19日にも経済産業省に廃炉の判断を伝えることにしています。 全国ではこのほか、中国電力の島根原発1号機と九州電力の玄海原発1号機でも、廃炉に向けた検討が大詰めを迎えています。