天からの恵み「天神さま」 びわの種は天与の恵みとして昔から重宝され、「天神さま」と呼ばれ、今もこの言葉は各地に残っていますね。 びわ(枇杷)の木は、その枝、根、茎、葉、種にいたるまですべてが体の内外に作用してすぐれた効能をもたらすとされ、広く受け継がれてきました。 日本には、奈良時代に仏教伝来とともに伝わったといわれています。びわの活用法は、患部に貼ってよし、服用してよしといろいろです。 ビワ種(枇杷の種)に含まれる主なビタミンは、B1、B2、B6、B17、E、K、H、葉酸などです。 中でもB17は、アミグダリンと呼ばる栄養素で、ガンの治療のために研究開発されている注目のビタミンです。 主にバラ科の種(杏、モモ、りんごなど)に多く含まれているアミグダリンは、生体の正常な代謝活動を活発にして、血液の浄化や健康維持力を高めます。 アミグダリンには、微量のシアン化合物(青酸配当体)とベンツ