タイトルは、村田沙耶香さんの小説『コンビニ人間』から。 『コンビニ人間』は2016年の芥川賞を受賞して、その存在は知っていたのですが、特に読もうとは思っていませんでした。芥川賞受賞作はつまらなそうだという思い込みがあったから。 ただ、何かの機会で検索してたら面白いらしいという評判を見たので、それならばと手を出してみたわけです。結果としては5ページに一回ぐらい大笑いできるぐらい楽しめました。 『コンビニ人間』の主人公である、36歳独身処女の古倉恵子が誰かに似てるなと思って、思い浮かんだのが柳本光晴さんの漫画『響~小説家になる方法~』の主人公、響です。この漫画は映画が今度放映されるということで大宣伝されているのでご存知の方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。 作中で美人と言われる人がまったく美人に見えないとか、登場人物の来てる服のセンスが絶望的だとか、絵は色々考えさせられるものがあるのです