この連載中、最も反響の大きかったのは「TRIZ」を用いた発想法であった。実はTRIZという理論にはさまざまな発想法がある。例えば「究極の理想解」という発想手法もあるのだ。手順に従って進めれば、必ず斬新なアイデアを発想できるというとても強力な手法なのである。 名称 人数 道具 長所 究極の理想解(TRIZ)
「kobo Touchのアクティベーションができない」――楽天が鳴り物入りで投入した電子書籍サービスに、発売当日から不具合が続出した。担当の執行役員は「申し訳ない」と陳謝。顧客の声を聞きながら、スピーディに改善していきたいという。 楽天子会社のカナダKoboが7月19日に発売した電子書籍端末「kobo Touch」。7980円という挑戦的な価格が話題を呼び、三木谷浩史社長が店頭でトップセールスするなど鳴り物入りで登場したが、発売当日に手に入れたユーザーの一部は、「アクティベーションできない」「電子書籍が正常に表示されない」など不具合に悩んだ。楽天の直販サイトの端末レビュー欄には批判が殺到し、炎上状態になった。 一連の問題はなぜ起きたのか。楽天は、問題にどう対処していくのか。そして、直販サイトのレビューが閲覧できない状態になったのはなぜか――楽天デジタルコンテンツ推進室の本間毅執行役員に真相
日本テレワーク学会の事業継続計画とテレワーク研究部会(BCP研究部会)はこのほど、電力需要全体の約3分の1を占める業務用電力需要を抑えるための施策として「オフィス全体での一斉テレワーク」を提案した。 オフィスビルは大量の電力を消費するが、平日昼間のピーク時と休日や夜間などのボトム時の差が大きい特性(ピーク時に数千キロワット消費する一方、ボトム時では数分の1以下)がある。そこで、ビル全体もしくはフロア全体での一斉テレワークを実施する事で、休業と同様の節電効果を得られるとして、3つの方法を提案している。 「輪番型テレワーク」──部署、事業所単位で、輪番制による週1日全員テレワーク(在宅勤務)を実施し、出社抑制を図る。 「半日型テレワーク」──オフィス勤務は早朝から昼までの半日(半ドン)とし、残りをテレワークとする。 「移転型テレワーク」──本社機能を東電管内以外か、東電管内でも冷房不要の冷涼な
あなたが動いた通りに初音ミクが動く――Kinectを使ったモーションキャプチャで、初音ミクの3Dモデルを動かす人が続出している。 あなたが動いた通りに初音ミクが動く――Xbox 360用の周辺機器「Kinect」(キネクト)を使ったモーションキャプチャで、初音ミクの3Dモデルを動かす人が続出している。ミクの3Dモデルを簡単に踊らせられるフリーソフト「MikuMikuDance」もKinectに対応。ミクが新たな表現を手に入れつつある。 Kinectは、カメラとセンサーでユーザーの体の動きをとらえ、身振りでプレイ可能にするゲームシステムで、日本では11月20日に発売された。PC用の非公式ドライバソフトがオープンソースで公開されており、モーションキャプチャや「マイノリティ・リポート」風のユーザーインタフェースなど、世界中のユーザーがさまざまな可能性を試し、話題になっている(海外ユーザーの本気が
Jコミで扉を開けた男“漫画屋”赤松健――その現在、過去、未来(前編):「ラブひな」170万ダウンロード突破の衝撃(4/4 ページ) ── 週刊連載を手掛けながらいつ休まれているのか疑問ですが、いまはどういった形でお休みを取られてるんでしょうか。 赤松 うちは、例えば月曜日に始めると、翌週の月曜に完成です。で、1日休ませてもらってますので9日回しということになります。その8日間の仕事日は、初日から最後まで作画です。ネームや下書きはじわじわ進めて、最後まで行かない間に作画を始めちゃいます。だからとにかく作画ですね。 今、アシスタントは6人います。連載では今ちょうどバトルをやってるんですが、バトルだと“どかーん”とか多くて、キャラが少ないからペン入れは結構助かるんですよ。Jコミが出た先週はちょうど“どかーん”してたので、何とかしのげました(笑)。今週もまだバトルしてるのでいいんですが、美少女キャ
「いや~、何だか業界がひっくり返りそうな気がしてきたぞ(笑)」――「ラブひな」などで知られる人気漫画家の赤松健さんが、絶版漫画を無料配信し、広告収益を作者に還元するビジネスに乗り出す。専用サイト「Jコミ」を11月26日にオープン。まずは実験として「ラブひな」全巻(1~14巻)を無料公開し、広告のクリック数などを検証する。 このほど、ブログで計画を発表。新会社「Jコミ」を設立、社長に就任した。 Jコミは“絶版マンガの図書館”。スキャンされた漫画を一般ユーザーから収集し、作者の許諾を得て広告を挿入した上で、DRMフリーのPDFファイルとして無料公開、広告収益を作者に還元する。絶版漫画に限定しているため「既存の出版社とは競合しない」している。 漫画をスキャンしたJPEGファイルをZIPでまとめてアップロードすると、自動で広告をはさんでPDF化するシステムを用意。ネットに流通している漫画のZIPフ
日本アバイアは9月16日、企業のコミュニケーションを支援する製品群「Avaya Video Collaboration Solutions」を発表した。音声、ビデオ、電子メール、インスタントメッセージングなど、あらゆるセッションを統合管理できるSIPベースのコミュニケーションプラットフォーム「Avaya Aura」に、誰でも扱えるユーザーインターフェイス製品などを組み合わせることで、ビデオ会議システムをはじめ、各種コミュニケーションツールの使いやすさを大幅に改善、業務効率向上と迅速な意思決定を強力に支援するという。 各種コミュニケーションツールを、誰でも使いこなせるUIを開発 新製品群「Avaya Video Collaboration Solutions」は4つの製品で構成される。1つは、ビデオ、音声、インスタントメッセージング、電子メールなどの各種コミュニケーションツールを統合し、直感
キングジムは、イオン発生と電気集塵(しゅうじん)で空気を清浄にする卓上空気清浄機「vion(ビオン)」を6月11日に発売する。「電気集塵方式」の採用により運転音を5デシベル以下に抑えた。価格は2万6250円。 vionの電気集塵方式は、空気中に漂うチリやホコリなどの微細な有害物質を帯電させ、集塵板で吸着するもの。手入れは月1回程度、集塵板を水洗いするだけでよい。フィルターを使わないので交換も不要だ。 空気の清浄能力は、最大10畳のスペースまで対応可能。電気代は、1カ月の連続使用でおよそ56円と経済的だ。ファンやモーターを使用する空気清浄機に比べると集塵速度は劣るが「運転音に気付かない」という。 コロナ無声放電方式によって発生したマイナスイオン(1立方センチメートルあたり200万個以上)により空気中のウイルスや細菌を除去する。また、同時に発生する微量のオゾン(0.05ppm以下)にも高い脱臭
「パッケージ市場崩壊、iPhoneアプリももうからない」 ゲームメーカーが生き残るには(1/3 ページ) ゲーム業界が激変の時代を迎えている。家庭用ゲームの市場規模は2007年をピークに縮小を続け、ゲームメーカーの人員削減も珍しい話ではなくなってきた。iPhoneアプリやソーシャルゲームと呼ばれる新しい市場がぼっ興しているが、すでに過当競争に陥っている。 「コンテンツはあふれかえり、ものすごい勢いでデフレが起きている」――ゲームジャーナリストの新清士さんは2月17日、都内で開かれたゲーム開発者向けイベント「OGC 2010」の講演でこう指摘。新興のプラットフォームも米国企業が握っており、日本のメーカーの不利な状況は今後も続くと予想する。 だが、まだまだチャンスはあるという。 ものすごい勢いでコンテンツデフレが起きている 昨年の今ごろまでは、ゲームの新市場として期待されていたiPhoneアプ
トップクラスだけが知る「このアルゴリズムがすごい」――「探索」基礎最速マスター:最強最速アルゴリズマー養成講座(1/4 ページ) プログラミングにおける重要な概念である「探索」を最速でマスターするために、今回は少し応用となる探索手法などを紹介しながら、その実践力を育成します。問題をグラフとして表現し、効率よく探索する方法をぜひ日常に生かしてみましょう。 まだまだ活用可能な探索 前回の「知れば天国、知らねば地獄――『探索』虎の巻」で、「探索」という概念の基礎について紹介しました。すでに探索についてよく理解している方には物足りなかったかと思いますが、「問題をグラフとしてうまく表現し、そのグラフを効率よく探索する」というアルゴリズマー的な思考法がまだ身についていなかった方には、得るものもあったのではないでしょうか。 前回は、「幅優先探索」と「深さ優先探索」という、比較的単純なものを紹介しましたが
良いデザインとは何か?――深澤直人のデザイン論:郷好文の“うふふ”マーケティング(1/2 ページ) 著者プロフィール:郷 好文 マーケティング・リサーチ、新規事業の企画・開発・実行、海外駐在を経て、1999年より2008年9月までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略、業務プロセス改革など多数のプロジェクトに参画。 2008年10月1日より独立。コンサルタント、エッセイストの顔に加えて、クリエイター作品販売「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『ナレッジ・ダイナミクス』(工業調査会)、『21世紀の医療経営』(薬事日報社)、『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など。2009年5月より印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載。中小企業診断士。ブログ→「マーケ
世界的エンタテイナー、マイケル・ジャクソン。ダンスや歌もさることながら、彼のステージの魅力というのは、観客を熱狂させる「間」にありました。これはビジネスパーソンのプレゼンやスピーチにも利用できるテクニックなのです。 トークのテクニックとして重要なものの1つに「間」の取り方があります。この間をきちんと取ることができると、聞き手の心をしっかりつかむことができます。今回は、その間の取り方を世界的エンタテイナーから学んでみましょう。 マイケル・ジャクソンの究極の「間」 世界中に衝撃が走った、マイケル・ジャクソンの急逝から早数カ月。彼が死に際まで取り組んでいたロンドン公演のリハーサル映像が、ドキュメンタリー映画「THIS IS IT」として、先日全世界同時ロードショーとなりました。上映期間が2週間しかないということで、私もさっそく見に行きましたが、やはり世界的エンタテイナーのすごさに圧倒されました。
2010年の施行が予定されている「資金決済法」。銀行などの金融機関以外の事業会社に対し、少額の為替取引を認めるこの法律により、個人を対象とする小口リテール決済は大きな変化がありそうです。 個人を対象とする小口リテール決済の分野で、大きな変化が起ころうとしています。 決済方法の歴史を簡単に振り返ると、かつては、商品やサービスの引き渡しと同時に現金を受領する決済方法が主流でした。近所の駄菓子屋さんでお菓子を購入するようなケースを考えるとよいかと思いますが、商品などの売買が行われると、当事者間に債権・債務の関係が発生しますが、これを現金による資金決済で解消していました。 非常にシンプルな決済方法ですが、この方法の欠点を挙げるなら、買い手は現金を持ち運ばなければならず、売り手は釣り銭を用意するとともに、正確な現金の受け渡し処理が要求されるといったことなどが挙げられます。 現金による決済が抱える問題
早稲田大学は12月11日、ICC(早稲田大学国際コミュニティセンター)開設3周年記念「働く杯」を開催、特別講演でサッカー日本代表監督の岡田武史氏が自らの仕事に対する姿勢を語った。 岡田氏は早稲田大学卒業後、古河電気工業(ジェフ千葉の前身)や日本代表でディフェンダーとして活躍し、1990年に現役を引退。引退後は指導者の道を歩み、ジェフ市原コーチ、日本代表コーチを経て、フランスW杯最終予選では更迭された加茂周氏の後任として日本代表監督に就任、日本を初のW杯出場へと導いた。その後はJリーグのチームの監督として年間王者に2度輝き、2007年からはイビチャ・オシム氏の後任として再び日本代表監督を務め、南アフリカW杯への出場を決めている。 勝っても違和感があった 岡田 僕はフランスW杯の日本代表監督を辞めた後、J2のコンサドーレ札幌の監督に就任して、2000年にJ2で優勝してJ1に上がって、J1で1年
「機動戦士ガンダム」の監督として知られる富野由悠季さんが9月2日、パシフィコ横浜で開かれているゲーム開発者向けイベント「CESA Developers Conference 2009」(CEDEC 2009、3日まで)で、「慣れたら死ぬぞ」と題した基調講演を行った。 「僕にとってゲームは悪」「CGの絵は、はっきり言ってつまらない」など、歯に衣着せぬ言葉でゲーム業界やCGを痛烈に批判しながらも、昨年語ったプロ論(「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る)と同様、「あのジジイ(富野氏のこと)を黙らせてやろうと考えてくれ」などとクリエイターを鼓舞する“富野節”に、詰めかけた来場者はわいていた。 アニメ制作は、映像業界で最下等の仕事だった 講演テーマ「慣れたら死ぬぞ」は、口をすべらせた言葉がたまたまタイトルになったということが実情ですが、基本的にはお話できると思います。 まず
帝国データバンクによると、CD/DVDライティングソフト「B's Recorder」で知られるソフトウェア会社、ビー・エイチ・エー(BHA、大阪府吹田市)が8月20日、事業を停止した。9月中をめどに自己破産を申請する予定という。負債額は約15億円の見込み。 1991年5月に福岡県太宰府市に設立し、その後現在地に移った。「B's Recorder GOLD」シリーズ、フォーマットソフト「B's Crew」シリーズ、パケットライティングソフト「B's CliP」などを開発・販売し、2003年9月期には約16億1100万円の売上高があった。 B'sシリーズで一定の評価・地位を確立し、多数のベンチャーキャピタルから出資を受けていたという。03年4月には、DivXを超えるという動画コーデック「XVD」を発表。XVD形式による動画配信事業の発表したほか、エンコードソフト「超圧縮XVD Plus」などを
産経新聞社は、産経新聞朝刊紙面に7月30日から、「Web面」を設置した。「ネットをめぐるニュースは、政治や経済、社会面で扱っているニュースと同列」と位置づけ、ネット上のできごとを、丸ごと1面使って伝える。週1回、木曜日の朝刊(一部エリアは金曜日)に掲載する。 既存の購読者にネットの世界を知ってもらい、ネットユーザーには紙の新聞を手に取ってもらう狙い。ネット関連企業からの広告出稿も目指す。 紙面レイアウトは、政治や経済、社会面など既存の面とほぼ同じ。ネット上のニュースを掲載するほか、人気の動画・ブログの紹介、ネットまわりの個性的な人物「ネット人」のインタビュー、ネット関連イベントの告知などを載せる。ネットのヘビーユーザー向けのディープな内容も、「ミニ・ニュース」として取り上げる。 「先鋭的な内容を扱い、Web面で扱った事象が、1年後、2年後に世の中の趨勢になっている、というイメージ」で紙面を
NTTドコモが新しいコミュニケーションの形として提案するのが、遠隔の物の触感を伝える「触力覚メディア」だ。 ドコモブースでは、マスタ装置(操作側)とスレーブ装置(遠隔側)の2つを使ったデモを実施。マスタ装置の可動部分を動かすと、「位置」「速度」「加速度」といった情報と連動してスレーブ装置の可動部分も動き、スレーブ装置に当たった物の感覚がマスタ装置に伝わる。装置を動かす「力」の感覚と、装置が触れた「触」の感覚を相互に伝達する仕組みだ。記者もゴムボールとビンを使ったデモを体験したが、実際に触ったかのように、ゴムボールの柔らかさやビルの硬さが感じられた。 ボール(写真=左)とビン(写真=右)で実験。手前がマスタ装置(操作側)、奥がスレイブ装置(遠隔側)。マスタ装置を動かすとスレーブ装置も連動して動き、スレーブ装置が触れたボールやビンの触感がマスタ装置に伝わる。デモではマスタ装置とスレーブ装置をケ
電話やファクシミリ、テレビといった発明が人類のコミュニケーションを進歩させてきましたが、ではその次は? 今回は、仮想現実や拡張現実(AR)といった技術のさらに先を行くクレイトロニクスを紹介します。 音声や画像を電気信号として伝送する技術、つまり、電話やファクシミリ、テレビといった発明が人類のコミュニケーションを大きく進歩させたのはあらためて振り返るまでもありません。では、こうしたコミュニケーション手法の次にはどういったものがあり得るのでしょうか? 今回は、新時代のコミュニケーション基盤となるかもしれないクレイトロニクス(Claytronics)について取り上げます。 クレイトロニクスは「粘土」のごとし 皆さんは、携帯電話で話をしていて、「今どんな表情で話しているんだろう」と感じたり、テレビを見ていて、「その場の空気を味わいたいなぁ」などと思ったことはないでしょうか。電話やファクシミリ、テレ
著者プロフィール:新崎幸夫 南カリフォルニア大学のMBA(ビジネススクール)在学中。映像関連の新興Webメディアに興味をもち、映画産業の本場・ロサンゼルスでメディアビジネスを学ぶ。専門分野はモバイル・ブロードバンドだが、著作権や通信行政など複数のテーマを幅広く取材する。 初めまして、今回連載を担当することになった新崎幸夫といいます。現在米国ロサンゼルスにある、南カリフォルニア大学(USC)に留学中です。ビジネスを学ぶ「MBA」というプログラムを履修しています。 ……ここで突然ですが、MBAっていったい、何なんでしょう? 言葉の意味でいうなら、MBAは「Master of Business Administration」の略です。日本語でいうと「経営修士号」となります。修士ですから、2年間のプログラムということになります(ヨーロッパなどでは1年制のプログラムも存在しますが)。一般には、大学を
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