六博(りくはく)は、春秋末期から三国時代へかけてたいへん流行した2人用の盤上遊戯で、興じる人々の姿が画像石や俑などに残っています。 ただ、残念ながらルールが伝わっていません。 双六のようなレースゲームであるという説と、駒を取り合う戦争ゲームであるという説があります。双六というと子どもがやる暢気な遊び思いがちですが、それは江戸時代に発展した「絵双六」のイメージで、ここでいう双六とはバックギャモンのことです。バックギャモンとなると、ギャンブルをイメージしやすいですね。(*^_^*) 道具は、絵のように30〜40cm四方の盤、さいころ、12個の駒、点数棒のセットです。 ルールについて考証していたのは尚秉和『中国社会風俗史』と渡部武『画像が語る中国の古代』で、どうやら後者のほうが正しそうなので、それにのっとって描きました。 さいころに「梟(きょう)」という目があり、これが最強の目で、駒を立てて「梟