ハフポスト日本版ニュースエディター。 公衆衛生、ジェンダー、調査報道が関心領域。masako.kinkozan@huffpost.com
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ことしのノーベル文学賞に、イギリスで活躍する日本生まれの世界的なベストセラー作家、カズオ・イシグロ氏が選ばれました。
第157回芥川賞は、この春に文學界新人賞を受賞した沼田真佑「影裏」に決定した。毎回、芥川賞選考会後には、受賞作をより積極的に推した選考委員が会見を開いて選考経過を述べるのが慣例になっているが、今回会見した高樹のぶ子委員が「大変な対立、ほとんどケンカ状態で。かなり長く選考委員をやっていますが、本当に疲れ切って……」(FNNニュース)と発言していたこともあり、どのような議論が巻き起こったのか、「文藝春秋」誌に掲載される芥川賞選評を待ち構えていた。 結果、一人の選考委員の、議論以前の選評を読んでうなだれることになった。宮本輝選考委員による、候補作の一つ、温又柔「真ん中の子どもたち」に対する選評である。台湾・台北に生まれ、3歳の頃から日本で過ごし、台湾語混じりの中国語を話す親のもとで育った著者が記した、言語の越境を問う小説。宮本は選評にこのように書いた。 ************** 「これは当事
―― あらためて『月の満ち欠け』の直木賞受賞、おめでとうございます。岩波書店はじまって以来の快挙といいますか、偶然「図書」の「こぼれ話」を拝読していて、熱量がすごいな、と。 ありがとうございます。編集者としてこういう機会にめぐりあうことができるのは奇跡だと思いますし、とてもうれしかったものですから(笑)。 ―― 責了間際に、直木賞候補作ノミネートの話題を入れられたんですか? 校了の前ぐらいに報せが入ってきて。前半のほうの話題を削っておしまいのところに挟んだんですね。「図書」はPR誌ですし一応PRしないと、と思って。これを逃したらあとはもう書くときはないかもしれない(笑)。そう思って、入れたんですけど。 ―― 受賞発表から記者会見を行っている最中、社内にお祭りムードはありましたか? 僕は佐世保にお住まいの佐藤正午さんと、地元で受賞の報せを一緒に待っていたのですが、発表から1時間もしないあいだ
7月22日(土)、日本でもっとも古いSF賞である「星雲賞」の受賞作品が発表され、ピーター トライアス氏による『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』が海外長編部門に選ばれました。 他にコミック部門に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、日本短編部門に『最後にして最初のアイドル』、日本長編部門に『ウルトラマンF』、ノンフィクション部門に『SFのSは、ステキのS』が選ばれました。 日本長編部門『ウルトラマンF』『ウルトラマンF』 小林泰三 画像はAmazonより。日本短編部門『最後にして最初のアイドル』最後にして最初のアイドル 草野原々氏 画像はAmazonより。海外長編部門『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』 ピーター トライアス著 中原尚哉訳 画像はAmazonより。海外短編部門 『もどれ、過去へもどれ』 『シミュラクラ』『もどれ、過去へもどれ
第157回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に沼田真佑さんの「影裏」が選ばれました。 また直木賞に佐藤正午さんの「月の満ち欠け」が選ばれました。
第157回芥川賞と直木賞の候補作が発表され、直木賞では61歳のベテラン作家、佐藤正午さんが初めての候補となりました。 今村さんと古川さんは2回目、温さんと沼田さんは初めて候補に選ばれました。 一方、直木賞の候補作には、木下昌輝さんの「敵の名は、宮本武蔵」、佐藤巖太郎さんの「会津執権の栄誉」、佐藤正午さんの「月の満ち欠け」、宮内悠介さんの「あとは野となれ大和撫子」、柚木麻子さんの「BUTTER」の5つの作品が選ばれました。 このうち佐藤正午さん(61)は昭和58年に「永遠の1/2」でデビューしたベテラン作家ですが、直木賞の候補になるのは初めてです。 柚木さんは4回目、宮内さんは3回目、木下さんは2回目の候補で、佐藤巖太郎さんは初めての候補となりました。 選考会は来月19日に行われ、その日の夜、受賞作が発表されます。
第156回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、芥川賞に山下澄人さんの「しんせかい」が選ばれました。直木賞は選考が続いています。
第156回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、直木賞に恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」が選ばれました。 大学を卒業後、生命保険会社などに勤めながら執筆活動を始め、平成4年に「六番目の小夜子」でデビューしました。本屋大賞を受賞した「夜のピクニック」などの青春小説や、直木賞の候補になった「ユージニア」のようなミステリー小説など、多彩なジャンルの作品を手がける人気作家として知られ、直木賞は6回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「蜜蜂と遠雷」は、日本の地方都市で開かれる国際ピアノコンクールを舞台に、さまざまな経歴を持つ若者たちが予選や本選に挑む青春小説です。登場人物たちが演奏や人との出会いを通して自分が追い求める音楽とはどういうものなのかを感じ取っていく様子が、人物の視点を次々と変えながらみずみずしい筆づかいで描かれています。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが今年のノーベル文学賞を受賞して以降、小社で刊行しておりますアレクシエーヴィチの本に多くのご注文、お問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。小社刊のアレクシエーヴィチの『ボタン穴から見た戦争』(三浦みどり訳)、『死に魅入られた人びと』(松本妙子訳)、『戦争は女の顔をしていない』(三浦みどり訳)〔刊行順〕は、著者の著作権を管理する代理人からの連絡で、小社が有する権利が消失しているため、あらたに増刷することは認められないという通達を受けました。そのため現在、小社で保有している在庫がなくなり次第、販売を終了することになります。 これまで書店のみなさま、読者のみなさまから多くのお電話、ファックスをいただきながら、小社のひとつしかない電話回線がほぼ常時ふさがってしまい、返信も回答もままならず、大変失礼な対応になっておりますことを、心よりお詫び申し上げます。
第153回芥川賞と直木賞の選考会が16日夜、東京で開かれ、芥川賞には又吉直樹さんの「火花」とともに、羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」が選ばれました。高校3年生で作家デビュー、4回目の候補で受賞を果たした羽田さんの会見の全文を掲載します。 まず何が起こったか分からない感じがありまして、もう4回目の候補で、1年前に候補になったばかりなので、いろんな事に慣れすぎてて、受かっても落ちても感情は変わらないかと思ってたんですけど、受賞したのは初めてだったので、こんなに高揚感があるのかと。予想外な高揚感に驚いています。 前にも芥川賞は3回落ちて、野間文芸新人賞が2回落ちて、大藪春彦賞は1回落ちて。デビューしたのは、河出書房新社の文芸賞という素人がプロになるための賞は受賞してプロになったが、プロが書いた作品の中から選ばれる、プロが書いてプロに選考される賞は6回全部落ちてたので、プロに選んでもら
第153回芥川賞と直木賞の選考会が16日夜、東京で開かれ、芥川賞にはお笑い芸人の候補として注目を集めた又吉直樹さんの「火花」が選ばれました。芸人らしいユーモアのある受け答えで、受賞の喜びを語った又吉直樹さんの会見の全文を掲載します。 Q:最初にひと言お願いします。 すごいびっくりしたんですけど、とにかくううれしいです。ありがとうございます。 Q:又吉さんが敬愛してやまない太宰治が欲しくてしかたなかった芥川賞を取れたことをどう思うか。今後、又吉さんの作品を読んで文学の世界に入っていきたいと思う若い人にメッセージを。 小説を読み始めたのが芥川龍之介と太宰治。太宰が芥川賞取れなくて川端康成に手紙書いたと聞いているので、その状況が時代も全然違うんでどうか分からないけど、いつもテレビで太宰好きとか勝手なことを言うて、すごくたまに申し訳ない気持ちになって。テレビで勝手に言ったときはちゃんと(太宰
第153回の芥川賞と直木賞の候補作が19日、発表され、このうち芥川賞にはお笑い芸人の又吉直樹さんの小説デビュー作が候補に選ばれたほか、直木賞は馳星周さんが6回目の候補となりました。 このうち、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの「火花」は、掲載された文芸雑誌が異例の増刷となるなど大きな話題となり、ことし3月に出版された単行本の発行部数は42万部に上っています。若手お笑い芸人の主人公と破天荒な先輩の2人が売れたいという野心と理想とする「笑い」との間で葛藤する姿を描いた小説で、又吉さんは小説家としてのデビュー作が初めての候補となりました。 このほか、島本理生さんと羽田圭介さんは4回目、高橋弘希さんは2回目の候補で、内村薫風さんと滝口悠生さんは初めて候補となりました。 直木賞の候補作に選ばれたのは、門井慶喜さんの「東京帝大叡古教授」、澤田瞳子さんの「若冲」、西川美和さんの「永い言い訳」、馳星周
第152回芥川賞と直木賞の選考会が15日夜に東京で開かれ、芥川賞に小野正嗣さんの「九年前の祈り」、直木賞に西加奈子さんの「サラバ!」がそれぞれ選ばれました。 このうち芥川賞の受賞が決まった小野正嗣さんは大分県出身の44歳。 立教大学の文学部で准教授を務めています。 フランス文学を研究しながら小説を書き続け、平成15年の「水死人の帰還」、平成20年の「マイクロバス」、おととしの「獅子渡り鼻」に続き、4度目の候補作で受賞となりました。 受賞作の「九年前の祈り」はカナダ人の夫と別れ、障害がある3歳の息子とともに東京からふるさとの大分に帰ってきた35歳になる母親が主人公です。 ふるさとで育児に悩む現在と9年前の旅の記憶を織り交ぜながら、息子の障害に向き合う母親の揺れる心情を描いています。 小野さんはNHKの電話インタビューに応じ「とてもうれしい気持ちでいっぱいです。これまで書いてきた作品にもそれぞ
ことしのノーベル文学賞に自己のアイデンティティーを探し求める作品を数多く発表してきたフランスを代表する作家、パトリック・モディアノ氏が選ばれました。 スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は、日本時間の午後8時すぎ、ことしのノーベル文学賞の受賞者にフランス人のパトリック・モディアノ氏が選ばれたと発表しました。
全国の書店員たちの投票で選ぶことしの「本屋大賞」は、戦国時代に瀬戸内海で大きな勢力を誇った海賊「村上水軍」を題材にした和田竜さんの歴史小説「村上海賊の娘」が受賞しました。 本屋大賞は、毎年、全国の書店員たちが「一番売りたい本」を投票で選ぶ文学賞で、過去の受賞作はいずれもベストセラーになり、映画やテレビドラマ化されるなど影響力の大きい文学賞として注目されています。 11回目の本屋大賞は、8日夜、東京都内で受賞作が発表され、ことしは和田竜さんの「村上海賊の娘」が受賞しました。 この作品は、戦国時代、瀬戸内海で大きな勢力を誇った海賊「村上水軍」の中で、「海賊王」と恐れられた武将を父に持つ娘が主人公です。 織田信長の軍の攻撃を受けている大阪の石山本願寺から応援を要請された村上水軍や毛利氏が、大阪湾で織田方の軍と交戦した「木津川口の戦い」を舞台に、ヒロインが一族の存亡をかけて戦いを挑む姿が描かれてい
日本を代表する文学賞の一つ、直木賞の選考委員に、新たに、人気作家の高村薫さんと東野圭吾さんの2人が加わることになりました。 直木賞の選考委員が加わるのは3年ぶりです。 これは、直木賞を主催する日本文学振興会が、24日朝、発表しました。 発表によりますと、直木賞の選考委員に新たに加わったのは、作家の高村薫さんと、東野圭吾さんの2人です。 高村さんは、平成2年に発表した「黄金を抱いて翔べ(とべ)」でデビューし、平成5年に「マークスの山」で直木賞を受賞したあとも、社会派サスペンス作品を次々と発表しています。 また東野さんは、「秘密」や「白夜行」など、数々のベストセラーを発表し、平成18年に「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞しました。 直木賞の選考委員が加わるのは、平成22年の桐野夏生さん、伊集院静さん以来、3年ぶりで、これで選考委員の数は合わせて11人となります。 2人は来年1月に開かれる第150
ことしのノーベル文学賞に、カナダの小説家で、日常を生きる女性たちの姿を数々の短編小説で描いたアリス・マンロー氏が選ばれました。 スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は日本時間の10日夜、ことしのノーベル文学賞を発表しました。 選ばれたのは、カナダの小説家、アリス・マンロー氏です。 マンロー氏は1931年にカナダの農家に生まれ、書店の経営を経て、日常を生きる女性を描いた短編小説を発表するようになりました。 このうち2001年に出版された、短編集に収められた代表作「イラクサ」は、幼いころ恋心を寄せた少年に30年ぶりに再会した女性の心の変化を繊細に描写した小説で、マンロー氏はカナダでは、「短編小説の女王」と称されています。 マンロー氏は、2009年にはイギリスの権威ある文学賞「ブッカー国際賞」を受賞しています。 しかし、ことし6月、82歳になるのを前に、執筆活動からの引退を発表しています
第149回の芥川賞と直木賞の候補作が発表され、芥川賞の候補にはミュージシャンや劇団の主宰者など、文学以外の分野でも活躍する多彩な顔ぶれがそろいました。 今回の芥川賞の候補作は、いとうせいこうさんの「想像ラジオ」、戌井昭人さんの「すっぽん心中」、鶴川健吉さんの「すなまわり」、藤野可織さんの「爪と目」、山下澄人さんの「砂漠ダンス」です。 このうち、東日本大震災後の世界を舞台に死者の声を届けるディスクジョッキーを描いた話題作「想像ラジオ」で初めての候補となったいとうせいこうさんは俳優やミュージシャン、司会者などマルチな文化人として知られています。 また戌井昭人さんと山下澄人さんは、共に劇団を主宰しているほか、鶴川健吉さんは相撲の行司をしていた異色の経歴の持ち主です。 一方、直木賞の候補作は、伊東潤さんの「巨鯨の海」、恩田陸さんの「夜の底は柔らかな幻」、桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」、原田マハさ
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