紹介 若者たちは、社会から何を求められ、いかに遇されたのか。 彼らは、どのような栄光と失意と屈辱を体験してきたのか。 復興期から高度成長期、停滞期を経て格差の時代へ―― 歌謡曲、映画、記録、TVドラマ、文学、マンガなどを素材に、戦後社会を走り抜けた「不機嫌な魂」の多彩な軌跡を追う。 目次 序章 反抗までもう一歩 1 美空ひばりの不機嫌な踊り子 2 若者たちに求められたもの 3 〈社会意識〉と若者の戦略 第1章 忘れられた歌姫―青山ミチの存在と闘い 1 十三歳のデビュー 2 歌に書き込まれた宿命 3 ライヴァルは弘田三枝子 4 失踪する少女 5 ポリドール時代の試行錯誤 6 和製ポップスから「艶歌」へ 7 「艶歌」という偽史 第2章 転がる卵のように―集団生活と戦後都市 1 駅のホームから始まった物語 2 卵たちへのまなざし 3 差別的な就職先 4 流転のドラマ―森進一への軌跡 5 出奔の衝
紹介 批判を拒む権力は、必ず腐敗する。 公安警察、法務・検察、政治家、メディア……。 事実を掴み出し、社会の深層を見据える。 緻密なる取材と思索の足跡。 目次 第一部 権力に対峙するということ 日本警察最大の汚点―國松長官狙撃事件の真実 新たなる公安警察〈I・S〉の全貌 テロリストをデッチ上げる公安警察 警察庁が秘密裏に設立したダミー会社 公証人――検察最大の天下り利権 メディアと検察、リークの現場 “ブン屋稼業”に飛び込んでみたら 都議会「マンガ狩り」とセクハラ野次 検証・石原都政1 検証・石原都政2 第二部 事実を伝えるということ 広がる偽善と非寛容―東京から、ニライの島へ1 ご都合主義の老レイシスト―東京から、ニライの島へ2 「他人事」への苛立ち―東京から、ニライの島へ3 幅を利かせるヤメ検―東京から、ニライの島へ4 公文書管理の後進性―東京から、ニライの島へ5 特捜・尖閣、報道の責
目次 はじめに Ⅰ 学校給食の現場へ案内しよう 1 給食づくりの1日 (1)調理場の忙しさ (2)調理員の人数に基準がある (3)調理場の様子を描写しよう (4)短時間で作りあげる給食づくりの工夫 (5)給食の安全チェックの最初は校長先生が行う 2 学校給食の安全性はいかに確保しているのか (1)学校給食は家庭の台所の延長ではない (2)給食づくりの職員は「牡蠣」を我慢で食さない (3)学校給食の衛生管理が一段と厳しくなった契機は? (4)大規模集団感染によって学校給食の衛生管理にもHACCPが導入される (5)学校給食は「学校給食衛生管理基準」に準じてつくられている (6)衛生管理の実例(1)~学校給食の施設と設備に関して~ (7)衛生管理の実例(2)~調理過程とその関連に関して~ (8)衛生管理の実例(3)~衛生管理体制に関して~ 3 学校給食は「おいしい」と言われることを第一目標にし
紹介 都市住民は、都市化の後遺症によってその居住環境の悪化に苦しんでいる。多様化するレジャーの中で、滞在型市民農園の意味は、活性化の低下した農村地域の振興に大きな意味を持っている。本書は、農村地域の支援に市民農園がどう関わっていくべきかを訴える。 目次 第1章 本書の目的と位置づけ 1.本書の目的/2.本書の位置づけ 第2章 都市農村交流の検証 1.都市農村交流の展開/2.都市農村交流の検討 第3章 滞在型市民農園の発展 1.滞在型市民農園への道程/2.滞在型市民農園の意義 第4章 滞在型市民農園の現状 1.滞在型市民農園の実態/2.滞在型市民農園の実益/3.滞在型市民農園の活用方向 第5章 これからの都市農村交流 1.都市農村交流の転換/2.都市農村交流の新しい方向/3.農村地域の振興のための都市農村交流 第6章 これからの滞在型市民農園 1.急迫する都市化の後遺症/2.長期滞在型市民農
海鳴社:書店ファックス「おばあちゃんの名前は珠子と言います」 - 2023/11/17英明企画編集:書店/図書館ファックス「『増田友也の建築世界』」 - 2023/11/17古小烏舎:書店ファックス「街を知る 福岡県」 - 2023/11/16図書出版みぎわ:図書出版みぎわパブリシティ(千葉書店) - 2023/11/15澪標:書店/図書館ファックス「犬とわたし」 - 2023/11/15ジー・ビー:書店ファックス「GB 12月新刊のご案内」 - 2023/11/15北大路書房:書店ファックス「新刊案内3243深掘り! 関係行政論 保健・医療分野:公認心理師必携」 - 2023/11/14北大路書房:書店ファックス「新刊案内3242学びを育む 教育の方法・技術とICT活用:教育工学と教育心理学のコラボレーション」 - 2023/11/14アタシ社:書店ファックス「漫画家が憧れる、漫画家。
紹介 親日家にして、国際法の大家が描く明治日本。日本躍進の核心は西欧化されない本質にこそあった!大戦時代のヨーロッパにあって国際平和を説き続け、優れた洞察力で時代の暗雲に立ち向かった稀有な国際法学者が、こよなく愛する日本を旅した、「Ⅰ日本逍遥記」、日本の発展を温かい眼差しながら鋭く分析した、「Ⅱ開国後50年の日本の発展」、国際情勢を的確に分析し、驚くべき卓見で日本の本質を見抜き、日本と世界の今後を予見した、「Ⅲ 西欧化されない日本を見る」の3篇に、オトフリート・ニッポルトについて を付す。 《目次》 訳者の序言 第Ⅰ部 日本逍遥記 序(原著) 日本の夏休み 1 塩原温泉 2 高原山登山 蝦夷の秋 1 函館への旅 2 火山駒ケ岳への遠足 3 札幌にて 4 アイヌの集落 5 噴火湾にて 日本の冬の旅 1 聖なる伊勢 2 京都を訪問 3 大阪の新年 山岳地帯への新年の初旅 1 伊香保 2 伊香保
出版不況が続くなか、が好調だ(写真:ゲーマーズ横浜店) 10代の中高生をメイン読者層にとらえたが売り上げを伸ばしている。その人気の中核にあるのはネット上の小説投稿サイトで広がったファンタジーブームだ。少子化で参考書や教科書が売れないといわれる出版不況が続くなか、好調なの現状に迫った。第3次ファンタジーブームを知っているだろうか? 聞いたことはあるが、詳しくは知らないという人も少なくないのではないだろうか。 は、SFやファンタジーなどを含めた総合的な小説ジャンルだ。1970年代にソノラマ文庫やコバルト文庫から発生したとされる。主に若い中高生を読者層に想定し、同世代のキャラクターを主人公とした物語が多い。 たとえば、アニメ調のイラストの表紙がついた小説を書店で見かけたことはないだろうか。それがだ。 のさまざまなジャンルのなかでも、ファンタジー作品の人気が業界にもたらした貢献は大きく、の誕生から
世界トップクラスの名門大学ながら、オックスフォード大学の素顔は実はよく知られていない zodebala/iStock. <世界大学ランキング2年連続1位に輝き、数多くの実力者を輩出する英オックスフォード大学は筆者コリン・ジョイスの出身大学でもある。その実力を解き明かすために特に興味深い点を紹介すると......> 僕はこの12カ月の大半を、新著『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』(三賢社)の執筆に費やしてきた。この本は主に僕のオックスフォード大学での経験について書いたものだけど、「なぜオックスフォードが世界一の大学なのか」に対するある種の答えのようなものを提示できれば、とも思っている。きっと興味を持ってもらえると思う事実をいくつか紹介しよう。 サッカーFAカップは世界で最も歴史あるイングランドのサッカー大会。オックスフォード大学は過去に1度優勝経験があり、つまり(イングランド・プレ
紹介 「天皇」は、私たちの生活とは縁遠いもの? 祝祭日はどこからきたのか。戦争を経て、「天皇」のあり方はどのように変わったのか。日の丸や君が代、元号とどう向き合うか。おじいちゃんと孫たちは、世代を超えて自由な意見を交わす。この問題にはさまざまな立場、違う意見がある。背景をきちんと知った上で、考え続けよう。 池田 浩士 (イケダ ヒロシ) (著) 1940年大津市生まれ。慶應義塾大学・同大学院でドイツ文学を学び、1968年から2004年まで京都大学在職、2004年から京都精華大学勤務、現在は同大学客員教授。 あるきっかけで17歳のときからナチズム文学に傾倒(!?)し、それと格闘するために国際プロレタリア文学運動、日本天皇制文化などに深入りする結果となった。『ファシズムと文学――ヒトラーを支えた作家たち』、『教養小説の崩壊』、『闇の文化史――モンタージュ1920年代』、『抵抗者たち――反ナチ
紹介 ホットスポットで築かれた〈信頼〉 東京の東側におけるカルチャーの発信地であり、ベッドタウンとしても発展 を続けてきた千葉県柏市。その暮らしやすさの背景にあったのが「地産地 消」でした。しかし、放射能汚染により「地」と「産」と「消」の信頼は分断され ました。 しかし柏の住民と生産者、流通業者と飲食店主の四者は、自ら安心と信頼 を再構築する道を選びます。「『安全・安心の柏産柏消』円卓会議」では、利 害の異なる人たちが熟議により「安全」のルールをつくり、協働により「安 心」を発信しつづけています。 一緒に土壌を測定し、野菜を測定し、売り場とリンクしたホームページで情 報公開を行う……お題目で終わりがちな「地産地消」を危機のさなかから 実現した柏の一年間を、ドキュメントや関係者のインタビューなどで克明 に再現。 「食」「安全」「地域」「熟議」……普遍的な問題へのひとつの答えを、柏が全 国に向
紹介 質的研究を志す人のための手引き インタビューや観察、質問表を主とする質的研究では、テキスト=文字のデータや記録が膨大になります。それらを適切に解釈・分析し、良い論文を書くためにはどうすればよいのか、多くの初心者が途方に暮れ、アドバイスを求めています。本書は、そんな不安と渇望に応える、質的データを体系的に分析するための実践的なガイドブックです。代表的な方法を取り上げ、実際の手順をステップ・バイ・ステップで示しながら懇切に解説しました。さらに日本語で使えるようになったコンピュータ・ソフトウェアの意義と可能性についても解説されています。著者・訳者とも質的研究の第一人者による本書は、質的研究の初心者だけでなく、研究者にとっても、方法について改めて見直す恰好の手引きです。 目次 質的テキスト分析法 目次 日本語版への序 序 謝辞 1章 質的データの分析─さて、いかにおこなうべきか? 1.1 質
紹介 ◆好評既刊書の続編 2010年の刊行以来、幅広く支持されている入門書『アクションリサーチ─実践する人間科学』の続刊です。アクションリサーチとは、何らかの社会的問題に直面する研究者と当事者が、その解決や改善を共に為す社会実践です。前作を踏まえつつ、より生産的で的を得た実践へとアクションリサーチ自体をベターメントするために、新たな論点─「共同当事者」「時間」「データ」─を取り上げて考察。ロジックをさらに洗練、発展、深化させました。人間科学や社会科学の研究者必携の一冊です。 目次 アクションリサーチ・イン・アクション 目次 まえがき 第Ⅰ部 共同当事者 第1章 アクションリサーチとリサーチ・イン・アクション 1 社会実践とリサーチ・イン・アクション 2 社会実践を「見る」こと 3 「見る」ことを見ること 4 共同当事者として「見る」こと 5 永続する運動としてのアクションリサーチ 第2章
紹介 幸福に関して、それが内容的に何であるかに議論が集中しがちだが、本書は幸福の「形式」という斬新な視点を打ち出し、道徳的配慮・社会的承認・政治的正当性に関する説明が依拠する善き生の形式について議論を展開する。道徳が幸福を犠牲にしているかもしれないという「幸福と道徳との緊張関係」から、凡百の幸福論を超えて、幸福についての新たな思考をもたらす。 目次 序言 第1研究 幸福と道徳との緊張関係 1-1 プラトンによる問題提起 1-2 カント、同一性なき統一 1-3 ニーチェの挫折 1-4 現代における試み 1-5 コンフリクトとしての道徳 第2研究 幸福の形式に関する試論 2-0 序論 2-1 幸福の意味 2-2 幸福に関する考察 2-3 幸福の条件 2-4 善き生の形式に向けて 2-5 善き生の内実 2-6 善き生の定数と変数 2-7 幸福と道徳 第3研究 道徳の名宛人と道徳のパートナー 3-
紹介 農地制度の改正や農地リース制度での農地貸借の自由化により、多くの企業が農業参入を果たしている。これら農業参入企業の農業経営の特徴と企業経営全体における農業事業の位置づけを明らかにし、農業参入企業の地域農業における意義と限界を多くの事例から検証する。 目次 第1章 はじめに 1 はじめに/2 一般企業の農業参入に対する既往研究と課題の設定/3 本書の構成 第2章 一般企業の農業参入の状況と先進地域の実態 1 はじめに/2 一般企業の農業参入の現状―農地リース制度・農業生産法人制度による参入状況―/3 先進地域における一般企業の農業参入の展開と支援政策/4 まとめ―一般企業の農業参入の現状と地 域農業における展開― 第3章 農業参入企業の農業経営の課題―日本政策金融公庫アンケート調査より― 1 はじめに/2 農業参入企業の農業参入の目的とその達成状況/3 農業参入企業の課題と今後の展
紹介 大きく変化する世界の食品ロスをめぐる情勢に鑑み、より社会的意義のある理論的フレームワークを提起する。食品ロス発生の本質を事後的な需給調整の問題と再定義し、加工食品の返品問題(3分の1ルール)やコンビニ出店過剰のケースを追加し経済学的に論究。さらにドギーバッグ、フードバンクの普及課程などをグローバルな政策を含め実証的に検証する。 目次 第1章 本書の課題と分析の枠組み 第2章 世界の食品ロスと日本の課題 第3章 期限表示による食品ロスの発生メカニズム 第4章 多店舗経営における品揃え戦略と食品ロス 第5章 フードサプライチェーンにおける返品慣行と食品ロス発生の経済分析 第6章 コンビニエンスストアの過剰出店と食品ロス発生の分析 第7章 外食産業における食品ロスマネジメントの分析 第8章 食べ残しの持ち帰りにおけるリスクコミュニケーションの経済分析 第9章 韓国における食べ残しに関する食
紹介 風土記作品論のあらたな可能性を切り拓く! 風土記は、各編者が地域独自の文書として仕上げ、中央へ提出したものであった。そのため、各国風土記の文章には土地の言葉を示そうとする様々な「装い」が凝らされ、そこに文学作品として享受し得る要因が存在する。 まとまった写本が伝わる、常陸・出雲・豊後・肥前・播磨国の風土記を対象に、文字テキストとして神話・説話を検討し、構成・配列意識も含め、文学作品としての意義・価値を位置づける。 目次 凡例 序章 風土記の成立と性質 一 風土記撰進の官命と各国風土記の記事内容 二 風土記を読むということ 三 本書の概略 第一部 風土記の異伝 第一章 『常陸国風土記』国号起源説話考 はじめに 一 異説並記・茨城郡名の場合 二 異説並記・角折浜の場合 三 国名起源譚 おわりに 第二章 『播磨国風土記』「一云」「一家云」の用法 はじめに 一 「一云」と旧地名 二 異説配列
初版年月日 2018年3月 書店発売日 2018年3月5日 登録日 2017年12月15日 最終更新日 2018年3月22日 紹介 フランス・ブルターニュ地方で語り継がれる詩歌を編纂した、 悠久の時をめぐる物語歌謡集(ロマンセロ)。 『グリム童話』(1812年)とほぼ同時代、1839年に初版が発売 されて以降、文学・芸術・ケルト研究に多大なる影響を与え、 ロマン派のフランス作家、ジョルジュ・サンドが 「人類の生み出したいかなる傑作よりも完璧かつ美しく、 完全なものである」と絶賛した、 ブルターニュ文学の金字塔、本邦初訳! 今ではカズオ・イシグロ『忘れられた巨人』でお馴染みとなった 魔術師マーリン、アーサー王伝説から、ブルターニュの 祝祭・恋愛の風習がわかる詩歌まで、ヴィルマルケ生前中の 最終校訂版を翻訳。 訳者解説/ブルターニュ地方の地図・年表も充実! 詩歌の楽譜、完全収録! 版元から一言
紹介 北方近世美術叢書の第Ⅲ巻となる本書『ネーデルラント美術の誘惑』は、一五世紀から一七世紀にいたるネーデルラント美術のなかから、ヤン・ファン・エイク、ハンス・メムリンク、ヒエロニムス・ボス、ピーテル・ブリューゲル、そしてヤン・ブリューゲルとペーテル・パウル・ルーベンスという各時代を代表する画家たちによる、より基本的で魅力的な作品を選びだし、仔細に描かれたひとつひとつの場面や各モチーフを、丁寧に検証しながら作品を読み解いていくことで、なによりもまず読者に画面をすみずみまで眺める楽しさを提供するものである。この視覚的冒険の旅への誘いは、ピーテル・ブリューゲルによるウィーンの《バベルの塔》の詳しい考察においてとりわけ顕著となるであろう。 目次 第1章 《ヘント祭壇画》が映しだす救済の世界 木川弘美 第2章 ヤン・ファン・エイク《ロランの聖母子》と都市描写の伝統 今井澄子 第3章 ハンス・メ
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