ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (104)

  • 取引みたいなコミュニケーションは、誰にとって都合良いのか - シロクマの屑籠

    今、研修医時代ぐらい忙しくて生きた心地がしない&働きすぎで急速に老け込みそうだと感じていますが、そうしたなか、書評のお仕事をいただきました&こなしました。 gendai.media 書評させていただいた作品は村雲菜月さんの『コレクターズ・ハイ』。上掲リンク先にも書いたように、コレクション大好き系のオタクの物語だと決めてかかると足元をすくわれる思いがするかもしれません。 コレクターズ・ハイ 作者:村雲菜月講談社Amazon 作品にどのようなメッセージが含まれているのか。これは読み手次第でしょうけど、私には、以下のポイントが刺さりました。 1.たとえばキャラクターグッズをコレクションしている時、私たちはどこまで癒されていて、どこまで行動嗜癖的に病んでいるのか 2.資主義の商品を作ったり、資主義の商品そのものになったりして疲れ、傷ついている私たちが、それを癒す際にも資主義の商品に依存し、と

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    hanyA 2024/05/14
  • 教養としての『ダンジョンズアンドドラゴンズ(D&D)』 - シロクマの屑籠

    はじめに ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX) 作者:九井 諒子KADOKAWAAmazon アニメ『ダンジョン飯』が人気ですね。 ダンジョンで飯をうという非常識がグルメにもギャグにもなっていて、いちおうシリアスな話も進行していく『ダンジョン飯』。今日のお題は、そのインスパイア元っぽいRPG『ウィザードリィ』のさらにご先祖様の『ダンジョンズアンドドラゴンズ』(以下『D&D』と表記)です。 今、『D&D』の雰囲気をいちばん簡単・忠実に味わえる作品といえば『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』でしょうか。 ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray] クリス・パインAmazon 『アウトローたちの誇り』は、種族も性格も技能も違うキャラクターたちが喧嘩したり協力しながら旅を続ける物語ですが

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    hanyA 2024/02/09
  • 『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』が出版されます - シロクマの屑籠

    人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨早川書房Amazon 先日、大和書房さんから『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が発売されたばかりですが、今度は早川書房さんから『 人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)』という書籍を発売していただくことになりました。 私がつくる書籍には2つのタイプがあって、ひとつは、現代人が心理的にも社会的にもうまく適応していくためのメソッドに重心を置いたもので、1月に発売された『「推し」で心はみたされる?』はその典型です。もうひとつは、現代社会という巨大なシステムがどんな構造や歴史的経緯から成り立っていて、私たちにどんな課題が課せられ、どういった現代特有の生きづらさを生み出しているのかを考えるタイプの書籍で、2月21日発売予定の『人間はどこまで家畜か』は後者のタイプにあたります。 同

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    hanyA 2024/02/01
  • 「いにしえの00年代のインターネットへの憧れ」はわかる気がする - シロクマの屑籠

    今の10代の人の間で、「ゼロ年代のいにしえのインターネットへの憧れ」がそこそこ共有されているっぽいのに最近気づいてる— highland (@highland_sh) 2023年12月18日 highlandさんの上掲投稿を見かけて、その少し前に読んだ00年代のブロガーの文章を連想せずにはいられなかった。 amamako.hateblo.jp gothedistance.hatenadiary.jp 未経験な世代の憧れを牽引し、その時代を経験した世代も懐古的に当時を語る、その00年代のインターネットとはどういうものだったのか? 私も思い出したくなったので少しだけ書く。 「当時のインターネットは良いことづくめじゃなかった」という一面 この問題について、同じくhighlandさんは絶対に無視できない一面にも触れている。 おもしろい個人サイトとか、フラッシュ動画とか、2ちゃんの面白コピペとか見て

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    hanyA 2023/12/21
    web2.0が理想郷として追い求められていた時代、今よりもワクワクはあったよね
  • 働きすぎるとブログもSNSもできなくなって視野も狭くなるな - シロクマの屑籠

    2023年に入ってから働きすぎているが、9月ぐらいから労働が極まってきて、次第に息が詰まりそうになったり睡眠がとりづらくなってきた。実働時間でいえば研修医時代を上回っている気がする。寝ている時間以外、だいたい何かをやっているからだ。 20代や30代の頃、働くのはとにかくイヤなことで、それが仕事である限りともかく負担だった。それに比べれば今は仕事慣れしているし、その一部が自分の関心領域に寄ってくれたとも言える。特に文章をつくる方面は今でも好きだ。手が痛くならない限りで、カルテを書くのだってそれなり好きだったりする。 で、朝から晩まで、楽しみといえば『葬送のフリーレン』を観ることぐらいの毎日を過ごしていると、時間的制約以上に体力的制約から、ブログやツイッターを書くことが難しくなり、新しい小説やアニメやゲームに触れることも難しくなる。『ブルアカ』や『セーリングエラ』が遊びかけのまま私の帰りを待っ

    働きすぎるとブログもSNSもできなくなって視野も狭くなるな - シロクマの屑籠
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    hanyA 2023/10/18
    とんぷくに頼り、過集中と他動を仕事にだけ振り向けて常人にできない無茶なパフォーマンスをしてた時期にはもう二度と戻りたくない。このまま行けば狂い死ぬと思った。立ち止まって働き方を見直すきっかけになった。
  • 誰もが表現者になれる時代はとっくに終わってるんだよ - シロクマの屑籠

    今回の内容は、以前にも誰かが書いていたかもしれない。でもこれから私が書くことを一字一句違わず書いた人はいないはずだから、誰かに届くかもと期待しながら記してみる。 インターネットの普及期と現在を比較して、違っているところを挙げるとしたら何が挙がるだろう? アングラ感の強弱。インターネットの多数派がどんな人なのか。コミュニケーションの主な手段がウェブサイトかブログかSNSか動画か。挙げれば色々ある。 今日、まとめたいのは「誰もが表現者になれる時代の終わり」についてだ。 インターネットではさまざまな新しいネットサービスが流行っては廃れを繰り返してきた。そして共通点がある。どのサービスでも、流行期には「誰もが表現者になれる」という夢が薄らぼんやりと漂い、それに釣られて集まってくる人々がいた。 90年代から00年代のはじめはウェブサイトの時代だった。この頃インターネットをはじめたアーリーアダプターた

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    hanyA 2023/08/30
  • 水星の魔女はガンダムという伝統芸能をやってのけた - シロクマの屑籠

    <この文章には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のネタバレを含みます> 機動戦士ガンダム 水星の魔女 HG ガンダムキャリバーン 1/144スケール 色分け済みプラモデル BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)Amazon 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第二期がこないだの日曜に終わった。大団円のエンディング、と言えるんじゃないだろうか。第一期に引き続いて、2020年代のガンダムとして『水星の魔女』は完結した。私はそれをうれしく思う。 2020年代にガンダムという手垢のついた、伝統すらできてしまっているIPの新作を作るのは、とても大変だろうなぁ……と放送前から思っていた。私自身、長年ガンダムを観てきた人間だから、ガンダムと銘打つからには、その作品にはガンダムらしさがあって欲しいと願っていた。歴代のガンダムだってそうだっただろう、ガンダムガンダムらしくない時には賛否両論が沸き起

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    hanyA 2023/07/04
  • はてなブログの有料記事と「自分のゲーム」がちゃんとできるのか問題 - シロクマの屑籠

    blog.hatenablog.com 昨日、「はてなブログで有料記事販売が可能に」というニュースを見かけた。長年、noteで有料記事を書こうか迷っていた私には嬉しいお知らせだ。「ブログ上の有料記事ならではの文章」を吐き出す経路として活用できるなら、喜んで活用したい。 「自分のゲーム」に貢献しない有料記事は書くべきではない しかし立ち止まって考えてみた時、ブログに有料記事を書いてどれぐらい私自身にメリットはあるだろうか? これは私に限ったことではない。ブロガーそれぞれにとって有料記事をブログで書き、読者からお金をもらうとはどれぐらい優先度の高いことで、どのぐらい代償を伴うものだろうか。 これは人それぞれ、であるはずだ。 有料記事を売ってお金を手に入れる、そのために読者を獲得し収益化するのが最優先のブロガーがいても、ちっともおかしくない。そういう人は収益化に役立つ有料記事を書き、そういうブロ

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    hanyA 2023/06/29
  • 「推し」とナルシシズム - シロクマの屑籠

    推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:赤坂アカ,横槍メンゴ集英社Amazon 最近、いや数年前から「推し」という言葉をよく耳にする。10~25年以上前にオタク界隈で流行っていた「萌え」に比較すると、「推し」には公言しやすさがあり、あしざまに言われることは少なく、より広い範囲で用いられているようにみえる。そして不特定多数と一緒にキャラクターやタレントを応援すること、ひいては「推し」にお金や時間や情熱をつぎ込むことが良いことのように語られている。 いつの頃からか、時代の合言葉のようになった「推し」。 では人はなぜ「推す」のだろう? もちろん「推し」などと言わなくても、昔から芸能界のファンには「推し」とよく似たことをやっている人々が存在していた。さまざまなジャンルの愛好家にもいただろう。ではなぜ、今、「推し」が時代の寵児のように語られているのだろう? そのあたりも含

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    hanyA 2023/06/15
  • 「リツイートしあうも他生の縁」 - シロクマの屑籠

    インターネットをとおして私はいったい何人と縁を結び、やがて別れていったろうか。 人生の半分以上を、インターネットと共に生きてきた。 いまどき、人生の半分以上がインターネットと共にあるなど珍しいことでもあるまい。が、四半世紀以上をインターネットと共に歩いてきた人は、いぜん少数派だろう。 手の甲に静脈が浮かびやすくなり、うるおいを失い、腱鞘炎になりやすい手でキーボードを叩きながら、過去に出会ってきた人たちのハンドルネームやアイコンを思い出す。あるいはオフ会で出会った記憶を。 パソコン通信や個人ウェブサイト時代に出会った人のなかには年上が多かった。彼らは昭和から平成初期の男性の振る舞いを身に付けていたり、古式ゆかしい「おたく」であったりした。古式ゆかしい「おたく」でも案外子持ちが多かった時代でもある。そうした年上のオタクから様々な古事や古典を教わったりもした。 テキストサイト時代に出会った人に

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    hanyA 2023/03/31
  • 意識が高くなって治療や支援が行き届いた社会だからこそ「なおすべきは、あなただ」と言えてしまわないか? - シロクマの屑籠

    www.kosehazuki.net 昨夜、「「セルフケア」を持てはやすなよ」という文章を見かけたので読んだ。その前にもtwitterで前哨戦のようなフレーズを見かけていたので(参照:これやこれなど)、ああ、そのあたりが意識されるフェーズなんだなと思うことにした。私も前から関心があって、もう少し調べてから言語化したいと思っていた。このセルフケアやアンガーマネジメントの話は、たとえば『チャヴ』でルポルタージュされたイギリスで新自由主義が進んでいった話などとも、自己実現や自己充足といったモチベーションの領域の話とも、自己啓発の領域とも地続きにみえてならないからだ。 チャヴ 弱者を敵視する社会 作者:オーウェン・ジョーンズ,Owen Jones海と月社Amazon魂を統治する 私的な自己の形成 作者:ニコラス・ローズ以文社Amazon日常に侵入する自己啓発 作者:牧野智和勁草書房Amazon

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    hanyA 2023/02/16
  • 中年がスプラトゥーン3をやりこむ際に注意すべきこと - シロクマの屑籠

    スプラトゥーン3 |オンラインコード版 任天堂Amazon 世界じゅうでゲーム愛好家に楽しまれている『スプラトゥーン3』が我が家にやってきて、1か月が経った。 我が家は夫婦・親子そろってこれをプレイしていて、部活動のように励んでいる。雑貨屋のパル子をはじめ、前作には無かった楽しみが色々あるうえ、肝心のバトルは相変わらず「もっと上手になりたい」気持ちを刺激する仕掛けに満ちている。ブキそれぞれの強弱やマップの形状には賛否両論あろうけれども、それらはアップデートで微調整されようし、その微調整も含めてのスプラトゥーンなのだろう。 ところで私は中年だ。 子ども時代にファミコンブームに出会い、ゲーム人生を歩んできた。昔は「30代になったらゲームなんてやめている」と思っていたし、実際、フィジカルな部分では若いプレイヤーに敵わなくなった。それでも遊ばせてくれるのが『スプラトゥーン3』のありがたいところだ。

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    hanyA 2022/10/11
  • 時代は「自分のアタマで考えるな」だと思う - シロクマの屑籠

    今の世の中、自分のアタマで考えないほうが良いターンになっていると思いませんか。 犬も歩けばフェイクに当たる これはアウト。 物理的にありえない水の動き、現実的ではない家の配置、画質と画像サイズ。AIが作成した写真です。 熊地震の際にライオンが逃げたとフェイクニュースを流した人と同様で、災害時に不安を煽るデマを流している。通報しました。 なお、ライオンの件投稿した男性は後に逮捕されています https://t.co/WRRKb1xrWy— なかむらすばる🌻紅楼夢【き03-b】 (@subaru_chen) 2022年9月26日 先日、静岡県の水害のフェイク画像がツイッター上に流された。ある者はそれを物と思って拡散し、別の者はフェイクだと疑って拡散を思いとどまったり、疑問の声をあげたりした。自分のタイムラインではこれに引っかかる人はいなかったように見えたけれど、皆が皆、引っかからずに済ん

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    hanyA 2022/09/27
  • 『リコリコ』のかわいさ・気味悪さ、それからいまどきの搾取 - シロクマの屑籠

    (※この文章は『リコリス・リコイル』のネタバレを含んでいるので読みたくない人は回れ右をしてください) anond.hatelabo.jp はてな匿名ダイアリーに、アニメ『リコリス・リコイル』(以下、『リコリコ』)の気味悪さを指摘する文章が書かれていた。気持ち悪い・鼻につく、等々と書かれているので批判的な言及として受け取っていいのだろう。 でも私は、ここで批判的に書かれているところが嫌いになれない。その鼻につく成分が、都合良くデフォルメされた『リコリコ』の世界に添えられたリアリスティックな薬味になっていると感じられるからだ。 「大人による無自覚な搾取構造」というリアリティ 上掲のはてな匿名ダイアリーでは、 前線の少女と銃後の大人という構造からガンスリ(とかエヴァとかあのへん)の亜種として良いと思うが、それら先行作品と比べたとき、リコリスが少女のみで構成される理由(※)や、少女を前線に立たせる

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    hanyA 2022/08/12
  • 努力しているか否かでなく、努力でアタリを引ける確率・努力できる回数が問題ではなかったか - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp 恵まれているか、恵まれていないか。 命がけといえるほど努力しているか、努力していないか。 努力するポテンシャルがあるか、努力するポテンシャルがないのか。 これらは相対的で、総論的すぎて、細やかさを欠いた比較ではある。 とはいえ親の年収文化の多寡、心理的サポートや社会的サポートの有利不利の総合として、恵まれた環境で育ったと言える人・恵まれない環境で育ったと言える人はいるだろうし、その差異、その競争上の不平等を巡って不満や苛立ちの声があがるのも自然なことだと思う。 恵まれた環境で育った人が努力してないと思っている人は、そんなに多くないのでは 上掲リンク先によれば、スタンフォード大学に入り、かつ書籍を出版した人に関して、(今は消去されている)Amazonのコメントがトリガーとなってブーイングがネットに木霊したという。 そうしたブーイングのなかにも「努力している

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    hanyA 2022/05/19
  • そろそろ「東京らしいこと」をしたい - シロクマの屑籠

    なぜ東京人は書く必要のない細かい地名をイチイチ書くのか はてな匿名ダイアリーに「なぜ東京人は(中目黒、などの)細かい地名を言うのか」という文章がアップロードされているのを見かけて*1、シンプルに、ああ、東京行きてぇなぁと思った。ずいぶん長いこと、東京に遊びに行っていない。 こんな風に思ったのは、つい先日、帰宅の途中でスーツケースを持った男女にすれ違ったからでもある。この、うら若いカップルは春の小鳥がさえずるように、「なんか、東京らしいことしようね」「うん、東京らしいことしよう」と言い交わしていたのだった。うんうん、東京らしいことしたいよね。 東京首都圏に住んでいる人にとっての「東京らしさ」がどんなものなのかはわからない。けれども地方に住んでいて東京をつまみいしたいと願う者にも、それ相応の「東京らしさ」「東京らしいこと」ってのはあるように思う。東京が住むのに良い街かはわからないが、地方から

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    hanyA 2022/04/05
  • 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠

    pha.hateblo.jp phaさんのエッセイは、焼きたての手作り菓子のようで、そのようなエッセイにツッコミや言及を入れるのは野暮であり、無粋でもあるのだけど、寒くてどこにも出かけたくない気分だったので、これを書くことにした。 まずphaさんへの私信のようなものとして。 「過ぎ去った若さについて書くとしても、50代になってから書くと、もう完全に枯れきった感じの遠い目線になってしまうと思うんですよ。でも、40代初めの今ならまだみずみずしい喪失感を書けるんじゃないでしょうか」 確かに、それはそうかもしれない。それは今しか書けないことな気がする。 40代くらいで、僕と同じような虚無を抱いている人は他にもいるだろう。そういう人たちに向けた文章になるのだろうか。中年には中年にしか書けないことがあるのかもしれない。そういう方向性でちょっとやってみようか。 https://pha.hateblo.j

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    hanyA 2022/02/07
  • 今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠

    今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α - orangestarの雑記 数日前に、小島アジコさんが「今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α」という長ったらしい文章をブログに書いておられた。あの滅茶苦茶な長文は、不特定多数が読むことを度外視した、ふた昔ほど前のブログの文章、というよりウェブサイトの文章のようだった。 で、読んでいるうちに自分も同じことをやってみたくなった。そうすることで、私と小島アジコさんの嗜好の違いや来歴の違いだけでなく、「脳汁が出るほどハマッたものの定義の違い」みたいなものも詳らかになる気がしたからだ。このブログの常連読者さんでない人には読む価値の無い文章なので、それでも読みたい人だけ付き合ってやってください。 小学校低学年まで 小学校低学年だったのは昭和56年~59年ぐらい、ファミコンはまだ普及していなかったしビデオ録画もできなか

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    hanyA 2022/01/26
  • 50代で浮かび上がってくる承認欲求のヤバさ - シロクマの屑籠

    togetter.com 正月明けに、「50代くらいになると何をやっても褒められなくて、不安になり、承認欲求をこじらせる人が多い」というtogetterを発見した。 当だろうか? だとしたら世知辛い世の中だ、大変ですね、でも自分も無関係とは言えないな、などと思った。 そもそも、50代にもなって他人に褒められたい、それも、褒められているとはっきりわかるかたちで他者からの承認をいただきたい心境とは、どんなものだろうか。 私は、そのような心境は ・心理発達のプロセスが厳しかったことのあらわれか ・その人を取り囲む環境が特に難しくなっているか のどちらかに思われ、どっちにしても滅茶苦茶厳しいよね……といった風に思った。しかも、案外他人事とも思えなかったりもした。今回は、それらについて書いてみる。 「50代になって、わかりやすく褒められなきゃ不安ってどういう心理発達なのよ」 まず心理発達のプロセス

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    hanyA 2022/01/07
  • 「いつも異性選びで失敗する」→「自由意志に逆らうしかあるまい」 - シロクマの屑籠

    キラキラ婚活沼の人達がこういうカード引いてたりするのをみると、人間ってのは意外と上手にマッチングするもんだなぁとは思う。ナンパ師とナンパされ子もそうっちゃそうなのかもしれん。人間はくっ付くべき人間とくっ付く。人類みな生まれながらにしてスタンド使いである。— 高須賀(* ॑꒳ ॑* )⋆*⛅ (@takasuka_toki) 2021年12月27日 人間は、くっつくべき人間とくっつく。 これは当のことである。 人には好みがあり、同じタイプの異性に惹かれ続け、その傾向は簡単には変わらない。だから学生時代や社会人一年目の恋愛で大失敗した人が、二十代の後半になっても、三十代の半ばになっても、同じ傾向を持った異性を選好し続けて、疲弊し続けることはまったく珍しくない。むしろそれが娑婆の因縁メカニズムに基づいた平常運転なのだとさえ思う。 ここで、娑婆の因縁メカニズムという変な言葉を使ったが、これは、私

    「いつも異性選びで失敗する」→「自由意志に逆らうしかあるまい」 - シロクマの屑籠
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    hanyA 2021/12/27