1978(昭和53)年、旧日本専売公社(現・日本たばこ産業)が当時専売制を導入していた「たばこ」と「塩」に関する研究資料・調査を集積する博物館として、渋谷・公園通り沿いに開館。1階~4階の計4フロアで延べ床面積は3216平方メートル。視聴覚ホール、4つの展示室などを擁する。 1985(昭和60)年、たばこ事業の民営化に先駆け資料を増加し常設展示を全面改装したほか、1996年、2001年にはそれぞれエントランスホールやミュージアムショップや視聴覚ホールなどを改装。2009年4月には公園通り沿いにテラス席付きのカフェをオープンした。閉館は、建物や設備の老朽化、展示・収蔵スペースの不足によるもの。 今年で35周年を迎える同館では「たばこと塩」をテーマにその歴史や文化を伝える博物館として、常設展や講演会などを開いてきたほか、これまでに232回の企画・特別展を開催。昨年8月には延べ来館者が300万人
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