10月投開票の衆院選で大学生に選挙活動の報酬を支払う約束をしたとして、福岡県警は29日、公選法違反(買収約束)容疑で、北九州市の警備会社「保安警備」の代表取締役宮川淳士郎容疑者(58)=同市小倉北区田町=と同社取締役今坂公侑容疑者(38)=同町=を逮捕した。 捜査関係者らによると、2人は福岡10区で落選した自民党・山本幸三元地方創生担当相の運動員。宮川容疑者は後援会幹部も務めている。警備会社を通じて北九州市内の大学に通う学生を募集。後援会名簿を基に「選挙に行かれましたか」「投票所まで送迎します」などと有権者に電話させていた。