法政大の上西充子教授は11日に記者会見し、裁量労働制を巡る厚生労働省の不適切データ問題に関する自身の検証記事に対し、自民党の橋本岳厚労部会長がフェイスブックに「後付けで噴飯ものもいいところ」などと投稿したことに抗議した。上西教授は「ちょっと黙っていろ、と受け止めざるを得ない。一人の研究者への圧力で到底認められない」と述べた。 上西教授は不適切データについて「政権の意図への忖度(そんたく)が働いた捏造(ねつぞう)」とインターネット上の記事で指摘した。橋本氏は7日付で「指摘するからには、『捏造を指示した連絡』などがそのうちきっと証拠として示されるものと期待しています」と投稿した。