自民党総裁選挙に立候補している石破元幹事長は、ロシアのプーチン大統領が前提条件をつけずに平和条約を締結することを提案したことを受けて、北方領土問題は「振り出しに戻ったという見方もできる」と指摘しました。 そのうえで「経済協力したからといって、領土問題が前進するとは思わない。北方領土がどんなに軍事的に大事なところか議論をして100年かかっても200年かかっても、解決しなければならない」と述べました。 また憲法改正をめぐって、安倍総理大臣が戦力の不保持などを定めた9条2項を維持したまま自衛隊の存在を明記することに意欲を示していることについて、石破氏は「安倍総裁が幹事長のときに言っていたことと違う。なぜ変わったのか説明してもらい、まず自民党の中できちんと議論すべきだ」と述べ、安倍総理大臣に党内への説明を求めました。
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