岸田首相は、5日午後、経済3団体の新年会に出席した。冒頭まっさきに言及したのは「賃上げ」だった。「昨年30年ぶりの水準となった賃上げ、投資、株価ですが、政府としてはこの流れを決して後戻りさせることなく確かなものにしていくためにあらゆる手立てを尽くしていく」として、2024年の賃上げ実現への意欲を示した。 さらに集まった経済3団体の経営者らに対し「物価上昇を上回る所得増を実現しなければなりません。力強い賃上げを実現していただくよう、様々な機会に経済界の皆様にご協力をお願いしている」と述べ、財界に対し、力強い賃上げの実現を要請した。 また、企業人材について「野球における大谷翔平選手のように、最初から世界レベルの志を持って活躍するグローバル経営者、スタートアップ企業経営者人材が日本でもどんどん増えている、心強く思っている」との考えを示し、積み重ねてきた取り組みを形にしていくことに力を尽くすと強調