今回は5月17日の衆議院内閣委員会のTPP11関連法案審議の参考人質疑での意見陳述内容を紹介する。質疑は次回紹介。 私からは、「TPP11はTPP12より悪い」というお話をさせていただきたいと思います。アメリカ抜きのTPP11を進めるということは、これとセットで、TPP12のとき以上のアメリカからの対日要求に応えるということになります。そのつもりで日本もおりますから、このままTPP11を進めれば、TPP12のとき以上に日本は打撃を受けるということをそもそも最初から想定して受け入れていると言わざるを得ない。 ◆「保護主義との闘いのためTPP11などを推進する」はごまかし なぜTPPをアメリカが破棄したのかということについて、日本では全く議論がされていません。アメリカ国民の八○%が、TPPをやってもグローバル企業の経営陣がもうかるだけで、賃金は下がる、失業がふえる、それから、国家主権の侵害だ、
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