ひざ関節の軟骨がすり減り痛みが強い場合は、痛みの軽減に人工関節の手術が適しています。手術を検討するのはどんな状態のときなのか、いつごろが良いか、手術後の注意点は、などひざの人工関節の手術に関してお伝えします。 ひざの仕組みと痛みの原因 ひざの痛みがある人が多いのは、人間の体の中でひざが一番負担のかかる役割を担っているからです。平地を歩くときでも、ひざには体重の2~3倍の力がかかっています。 ひざ関節の骨の接触面は軟骨で覆われており、軟骨と半月板がクッションの役割を果たしています。筋肉も歩行時の衝撃を吸収する働きを持っています。 これらの衝撃吸収機能が低下してくると、ひざの痛みが起こるようになります。加齢や肥満、運動不足が原因となります。 手術はどんなとき? 軟骨がすり減り痛みが起きても、すぐに人工関節の手術が行われるわけではありません。まず薬・器具・運動などによる保存療法がおこなわれます。