大好きな言葉があります。 「かぎろい(かぎろひ)」という言葉です。 小さく声に出して呟くだけで、澄み切った気高さのようなものを感じて、心に力が湧いてくる。 そんな言葉です。 漢字で書けば「陽炎」となります。 「かげろう」とも読めます。 そう読めば、「春、晴れた日に砂浜や野原に見える色のないゆらめき。大気や地面が熱せられて空気密度が不均一になり、それを通過する光が不規則に屈折するために見られる現象」と言う意味になります。 ですが、これはわたしがイメージしたものとは違います。 「かぎろい」なら「明け方の空の明るみ、曙光(しょこう)」と言う意味になります。(「陽炎」の意味は、どちらも三省堂大辞林から引用しました) 一般的な朝焼けではなくて、「厳冬のよく晴れた夜明け、日の出1時間ほど前に現れる最初の陽光」(宇陀市観光協会情報サイトより)が「かぎろい」です。 「かぎろい」と呟くわたしに見えてくるのは
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