シリア北西部イドリブ県に新設されたコレラ専用の診療所で治療を受ける子ども(2022年10月22日撮影)。(c)Aaref WATAD / AFP 【11月8日 AFP】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は7日、シリアでコレラ禍が深刻化していることについて、同国政府とトルコが北東部のクルド人勢力支配地域への支援物資の配給や水流を妨げていることが背景にあると非難した。 シリアではここ10年あまりはコレラの流行は報告されていなかったが、世界保健機関(WHO)によると、9月以降、2万4000人以上がコレラに感染、81人が死亡した。 HRWは、トルコ政府はユーフラテス(Euphrates)川の十分な水量を保証せず、また同国の占領下にあるアルーク(Alouk)給水所からの水道供給も保証していないと指摘した。 クルド人勢力が支配する北東部の保健当局は9月、報道陣に対し、ユーフラテス川の水