ブックマーク / jyoshige.livedoor.blog (54)

  • Joe's Labo : なんで“天下り”ってなくならないの?と思った時に読む話

    2017年01月26日17:00 by jyoshige なんで“天下り”ってなくならないの?と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。文科省の官僚が早稲田の教授に天下っていたことが発覚し、トップである次官が辞任に追い込まれました。与野党とも徹底追及する構えを見せているため、これから組織ぐるみの天下り実態が明らかになるでしょう。 といっても、筆者は別に文科省をどうこう言う気にはなれません。というのも、他の省庁でも天下りは普通に行われているからです。なぜそう言い切れるかって?実際、筆者の同期とか知り合いにいっぱいいるから(笑) では中央省庁すべてひっくるめて徹底追求キャンペーンをすればいいのかというと、そういう気分でもないです。というのも、商社や銀行、メーカーにいたるまで、すべての大企業は子会社や取引先への天下りを大なり小なり必ず行っているからです。 そういう実

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    harappa5 2017/01/26
    「日本的雇用システムのもとでは、人事をスムースに運営するためにはこうした転職は民間でも官庁でもごく自然なことなのです。それを官庁だけ根絶するというのは、現実をまったく無視した暴論です」
  • Joe's Labo : 過労死といかに向き合うべきか

    2016年10月10日11:00 by jyoshige 過労死といかに向き合うべきか カテゴリ人事 電通の入社一年目の女子社員が月100時間超の長時間残業の末に自殺した件が労災認定されたというニュースが波紋を呼んでいる。事実関係はこれからいろいろ明らかになるだろうが、とりあえず重要な論点だけまとめておこう。 ・なぜ長時間残業は防げないのか これはいつも言っているように、長時間残業は終身雇用下で雇用調整を行うための手段なので無くすのは難しい(そもそも事実上残業時間に上限がない)。気で無くそうと思えば「残業時間に月○○時間まで」といった上限を設けつつ解雇ルールも明文化し、 繁忙期も長時間残業で対応→繁忙期には新規採用で対応 という風に雇用調整手段を残業増減から採用・解雇に切り替えるしかない。そうなれば暇になったときに誰かがクビになるわけだが、今回のように誰かが死ぬよりは百万倍マシだろう。

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    harappa5 2016/10/10
    「現政権の働き方改革は長時間残業の抑制を掲げているので方向性は正しいが、左派や労組は“解雇”には絶対反対だから骨抜きになる可能性が高い」
  • Joe's Labo : 若者ってなんで公務員になりたがるの?と思った時に読む話

    2016年09月08日19:30 by jyoshige 若者ってなんで公務員になりたがるの?と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。先日、大学1~2年生を対象とした就職志望調査において、地方公務員&国家公務員が鮮やかなワンツーフィニッシュを飾るという衝撃の結果が話題となりました(ちなみに2年連続!)。トップ10には他にもANAやJAL、東西JRランキング入りするなど、公務員とインフラ系が上位を固めるディフェンシブな様相となっています。 要するに、これから社会に出ていくなら公務員かインフラ系がいい!って考えてる若者が多いってことですね。そういう業界に今から入ってこの先どういう良いことがあるのか筆者にはさっぱり分かりませんけど、とりあえず安定はしているでしょう。そういう意味では彼ら若者が下方リスクに対して敏感になっているのは事実でしょう。 ただし、それを若者

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    harappa5 2016/09/08
    「政府がアベノミクス第三の矢(労働市場改革等の構造改革)を一向に放てずグダグダ化してるのは、要はいい年こいた大人の過半数がヘタレなので選挙対策上動くに動けないということです」
  • Joe's Labo : 舛添都知事の辞任が人事的にみると非常にヤバい理由

    2016年06月23日17:25 by jyoshige 舛添都知事の辞任が人事的にみると非常にヤバい理由 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 政治資金の公私混同でモメにモメていた舛添都知事がとうとう辞任に追い込まれました。筆者は別に辞めることについてどうこういうつもりはないですが、氏が辞任に追い込まれるプロセスには、仕事柄、個人的にいろいろと考えさせられるものがありましたね。 これからの社会と個人の在り方を考える上でいいケーススタディになると思われるので、簡単にまとめておきましょう。 良い組織は加点主義で、ダメな組織ほど減点主義 ところで「良い人事制度」ってどういうものでしょう。業種や経営方針によって大きく変わるので「こういうのがベストだ」みたいなことは一概には言えませんが、良い組織、成長過程にある会社には、ある共通点があります。それは「評価の基準が加点主義で、みんなが

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    harappa5 2016/06/24
    「良い組織、成長過程にある会社には、ある共通点があります。それは『評価の基準が加点主義で、みんなが挑戦していること』です」
  • Joe's Labo : 40歳以上はいらん!とトップに言われた時に読む話

    2016年02月11日16:02 by jyoshige 40歳以上はいらん!とトップに言われた時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。経営再建を進めるシャープをめぐって、経産省管轄下の産業革新機構と台湾メーカーの鴻海精密工業(以下ホンハイ)との間で綱引きが続いていましたが、どうやらシャープ側はホンハイの買収案を受け入れる方向に傾きつつあるようです(今月中に最終的な契約内容を確定させることで合意済)。 一方、シャープ社訪問時のホンハイ会長の以下のコメントが話題を集めています。 「40歳未満の従業員の雇用は守るから安心してほしい」 40代以上の再就職の厳しさを再認識した人が多いようですが、筆者は別の観点から発言に衝撃を受けました。ある意味、この発言そのものがシャープをはじめとする大手電機の苦境の理由を端的に表しているからです。キャリアや人事制度について俯瞰的に考え

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    harappa5 2016/02/12
    「その根底にあるのは、市場とミスマッチした人材を育成し続け、その人たちに組織の舵をとらせ、そして彼らに市場と真逆の給料を支払い続けた人事制度であるというのが筆者の見方です」
  • Joe's Labo : 会社が従業員を追い込むなんて許せない!と思った時に読む話

    2015年12月09日19:00 by jyoshige 会社が従業員を追い込むなんて許せない!と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。先日、ある社労士センセイのブログ上での発言が波紋を呼びました。 (元記事は削除済みなので興味のある方はJcast参照) 非情に嘆かわしいことですね。労働者は人間です。人間が粗大ごみみたくぞんざいに扱われるようなことはあってはなりません。ということで、今回は、どうすれば可哀想な労働者の皆さんを企業の追い込みから守ることが出来るのか、そして、どうすれば某社労士センセイのような方をやっつけることが出来るのかをまとめてみたいと思います。 ・従業員を追い込まない会社なんてない さて、その前に、まず大事な事実を一つ確認しておきましょう。それは、それなりの規模の日企業なら、どの会社でも大なり小なり従業員に追い込みかけて辞めさせる仕組みは

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    harappa5 2015/12/09
    「日本企業は大なり小なり、辞めてほしい従業員を追い込んで辞めさせているわけです。はっきり言うと、冒頭の某社労士センセイとの違いは、ノリノリで口に出すかどうかの差くらいしかないと筆者は思いますけどね」
  • Joe's Labo : 給料上がらないし副業でも始めるかと思った時に読む話

    2015年10月07日16:16 by jyoshige 給料上がらないし副業でも始めるかと思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 世の中には「銀座のママが語る出世する条件」とか「会社で出世するための〇つの習慣」みたいながあふれています。意外と良い線ついているのもありますけど、どのセオリーにも抜けている(というかあえて触れていない)事実が一つだけあります。それは「日型組織で40歳過ぎたらもうどんなに頑張っても出世は出来ない」ということです。 40歳までに最低でも課長以上に昇格できていない人間がいくら「こうう人材は出世できる」式のを読んだってもう時間切れ。いつも言っているように、そこから先は長い長い飼い殺しのキャリア人生が65歳まで待っているというのが終身雇用・年功序列制度のルールです。 先述の「出世するセオリー」の識者たちは夢を売るビジネスモデルなので

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    harappa5 2015/10/07
    「日本型組織で40歳過ぎたらもうどんなに頑張っても出世は出来ない」
  • Joe's Labo : 終身雇用バンザイ宣言したドワンゴに追い出し部屋が必要なワケ

    2015年09月23日18:44 by jyoshige 終身雇用バンザイ宣言したドワンゴに追い出し部屋が必要なワケ カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 ドワンゴの川上会長といえば、以前から熱心な終身雇用論者としても有名ですね。 新卒を「じっくりと育てる」のは、終身雇用だからこそできることです。必要なときに雇い、不要になったら解雇できると都合がいいですが、これが通用するのは、日では限られた業界や職種だと思います。 なんてセリフを見ると、なんだか連合や重厚長大メーカーの役員の話を聞いてるような気分になります。 さて、そんな異色のドワンゴですが、OBのブログでしっかり「追い出し部屋」があることが明らかとなり、一部で話題となっています。 参照:ドワンゴは大量退職に関する印象操作をやめろ しかも、総務に集めて社内の備品補充させるって相当えげつないですね。普通の大企業なら温情措置

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    harappa5 2015/09/23
    「人事部長だと、恐らく9割以上は『もう終身雇用じゃやっていけない』と考えています。筆者の知る限り、例外は新日鉄くらいですね。それくらい、管理部門的には終身雇用は過去の遺物扱いとなっています」
  • Joe's Labo : キモくて金の無いおっさんに救いはないのか?と思った時に読む話

    2015年07月08日19:30 by jyoshige キモくて金の無いおっさんに救いはないのか?と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 先日、ネットで「キモくて金の無いおっさん」の存在が話題となりました。弱者というとたいていシングルマザーとか高齢者をイメージする人が多いと思いますが、実は「見た目がぱっとしない&出世もしていない中高年男性こそ、隠れた最大の弱者ではないか」という議論です。 これ、結構当たってると思います。そして、人間、年収や所属企業の大小にかかわらず、誰でも「キモくて金の無いおっさん」に陥ってしまうリスクがあるというのが筆者のスタンスです。 というわけで、今回はなぜ「キモくて金の無いおっさん」が可哀想なのか、そして、彼らを救済するにはどうすべきかをまとめておきましょう。 おっさんが生き辛いわけ 日社会でおっさんが生き辛いのには、実はちゃ

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    harappa5 2015/07/08
    「日本企業では勤続年数に応じて賃金が上がっていく職能給と呼ばれる賃金が一般的であり、おっさんは20代よりずっと高給取りです。だからこそ、おっさんは労働市場ではなかなか引き取り手がいません」
  • Joe's Labo : 派遣法改正案がどっちに転んでも雇い止めは起こる

    2015年06月02日16:58 by jyoshige 派遣法改正案がどっちに転んでも雇い止めは起こる カテゴリ経済一般 派遣労働者の雇い止めが増加しているとのこと。 労働者派遣法改正案:専門職26業務も「雇い止め」続出 今国会に提出されている労働者派遣法改正案の審議が衆議院で大詰めを迎える中、これまで働く期間に制限がなかった通訳など専門26業務の派遣労働者に雇用不安が広がっている。改正案は専門26業務を廃止し、受け入れ期限を一律最長3年にする内容だが、法案成立前の今、3年後の雇い止めを言い渡されたと訴える26業務の派遣労働者が相次いでいる。労働問題に取り組む弁護士らは改正案成立を見越した動きとして重視し、2日に緊急の電話相談を実施する。 派遣法改正を巡っては、与党は6月第1週にも強行採決する構え。日労働弁護団は2日午後2時半〜9時、専門26業務を中心に派遣労働者の緊急相談ホットライン

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    harappa5 2015/06/02
    「不都合な事情が絡み合う中、誰もこの根本的な問題に向き合いたくないだろうから、たぶんこのまま3年ルールはズルズル行って、どっちに転んでも派遣労働者は振り回されることだろう」
  • Joe's Labo : 未払い残業代を後からみんなで請求したらどうなるか

    2015年03月26日10:03 by jyoshige 未払い残業代を後からみんなで請求したらどうなるか カテゴリ経済一般 面白い記事を見つけたので紹介。 「サービス残業肯定論」は1ミリも通用しない 不払い分は退職後でもきっちり請求しよう ふむふむ、なるほど、法律家ってこういうロジックで考えてるのか。筆者自身も“精神論”は大嫌いなので内容にそんなに異論はないのだが、現実が彼らのロジック通りに動くとは限らない。良い機会なので、ビジネスの現場がどういう風に動くかについてまとめておこう。 1.退職者の請求した残業代を払うのは残った従業員たち ちょうどタイミングよく維新の足立衆院議員が問題提起してくれているので、このケースに乗っかって説明しよう。 まあ中にはオーナー経営者ががっつりため込んで従業員は全員サビ残でへとへとというケースもあるのかもしれないが、普通の企業では、事業環境で既に人件費として

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    harappa5 2015/03/28
    「普通の企業では、事業環境で既に人件費として用意できる総額が決まっている」
  • Joe's Labo : 格差ブーム2015にはあんまり期待しない方がいいワケ

    2015年02月19日16:30 by jyoshige 格差ブーム2015にはあんまり期待しない方がいいワケ カテゴリその他 分かりやすい論評が続けて出たので、紹介がてらブログでまとめておこう。 ピケティブームで“格差”に再ブーム化の兆しが出ているが、格差是正で対立軸をアピールせんとする民主党や共産党といったリベラルの主張は、現実と完全に逆行するものだ。 日の格差:身分の保証された人vs貧しい人 来ならOECDやILOから勧告されているように、強すぎる正社員の解雇規制等を緩和して、中小零細企業の正社員や非正規雇用にも適用できるようなより現実的なルールを作るべきだ。 でも、そうすると、連合傘下の大企業の組合員や公務員さまは困ってしまう。たとえば「半年分の給料を上乗せすれば解雇できますよ」なんてルールが出来れば、そんなもの無しにクビを切られることも珍しくはない中小零細企業の従業員やパート

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    harappa5 2015/02/19
    「中小零細企業の労働者とか非正規雇用がどうなろうが知ったこっちゃないぜ」というもので、格差の是正どころか、偽のムシロ旗を掲げて小金持ちの傍に立ってる反動勢力に過ぎない」
  • Joe's Labo : 中村修二氏の“怒り”をキャリアデザイン的に検証する

    2014年11月26日18:00 by jyoshige 中村修二氏の“怒り”をキャリアデザイン的に検証する カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。先日、ノーベル物理学賞を受賞した中村氏について、筆者のもとにいろいろな意見が届いています。まず、素朴な疑問から。 【その1】 貴殿の著書を読み込んで、発言ほぼ全てに納得し感心する者です。 ノーベル賞受賞後の中村修二さんが、怒りが原動力になっているのだと発言されました。日亜化学への怒りなのか日的なものへの怒りなのかわかりませんが、自分はそのような晴れやかな場でそれを言わなくても、という気持ちになると同時に自分も持っている怒りが中村修二さんほどでもないのかな、などと考えていました。 しかし、政府は職務発明を会社帰属にする方針です。城さんは、中村修二さんの発言にどのような感想を持たれますか? 筆者の周囲にも複数いますね。ああいうおめで

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    harappa5 2014/11/26
    「優秀な人材を囲い込める報酬制度が現状の日本企業には欠落しており、政治も国民の意識も、リスクを取るという方向には向いていない」
  • Joe's Labo : GとかLとか騒ぐ前に、今の日本の大学は何なのか

    2014年11月12日18:34 by jyoshige GとかLとか騒ぐ前に、今の日の大学は何なのか カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。文科省有識者会議で経営共創基盤CEOの冨山和彦氏が示した大学再編構想、いわゆる「G大学L大学プラン」(以下冨山メモ)がものすごく大きな反響を呼んでいます。ざっとリアクションを見た感じでは 「その通り!現状の高等教育なんてぜんぜん社会の役に立ってないじゃないか」(by ビジネスパーソン) 「いやいや、社会の地力を高めるには教育のすそ野は広い方がいい」(by大学人) といった感じで評価も真っ二つといった感じです。 筆者自身はといえば、だいぶ以前から日の金太郎飴式の高等教育は限界に来ていて、企業側もへきえきしているというのが持論なので、冨山メモの方向性には賛成ですね。この際ゼロベースで議論すべきだろうと思います。 とはいえ、この問題、深く

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    harappa5 2014/11/12
    「社会との断絶に目をつぶったまま、大学ポストという超安全地帯にでーんと居座ったまま、やる気のない学生相手に、高等教育しているフリを続けてきたというのが実際でしょう」
  • Joe's Labo : 「派遣法改正は反対だけど同一労働同一賃金には賛成」という民主党の狙いは何か

    2014年10月29日09:15 by jyoshige 「派遣法改正は反対だけど同一労働同一賃金には賛成」という民主党の狙いは何か カテゴリその他 派遣社員の上限3年ルール撤廃を含む政府の派遣法改正案に反対している民主党が、なぜか維新の作成した“同一労働同一賃金法案”の共同提出に応じるそうだ。わかりやすくいうと「正社員こそ正しい働き方であり、派遣は規制すべきだ。あ、でも正社員と非正規の格差是正は必要だよね」ということになる。 同じ仕事をしている正社員と非正規雇用労働者がいて、給料が2倍も違っていた場合、当たり前だが正社員をある程度引き下げて同じ給与水準に落ち着かせるしかない。維新はそれを理解しているけれども、民主党はそれでいいんだっけ?w さらに言えば、別に正社員だろうが非正規だろうが同一労働同一賃金が実現すれば、正規雇用だけに固執する理由も無くなるんですが。 というわけで、民主党の奇怪

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    harappa5 2014/10/29
    「民主党は政権担当時に派遣規制を強化した結果、ぜんぜん正社員なんて増えずにより不安定なパートが増えただけだったという失政をやらかしている」
  • Joe's Labo : 労働市場改革は単なる賃下げ策ではない

    2014年09月16日14:00 by jyoshige 労働市場改革は単なる賃下げ策ではない カテゴリその他 民主党の元厚生労働副大臣さまが妙なことを言っておられるので紹介。 なんというか、民主党という政党の質がよく出ている。 長いので要約すると、 安倍政権の進めるホワイトカラーエグゼンプションや金銭解雇といった労働市場改革は、賃下げで労働生産性を上げる政策であり、賃下げで賃上げを目指すという矛盾した政策である。 というもの。 WEは人件費を労働時間に応じて払う→成果に応じて払うだけの話で、金額自体がどうこうという話ではない。金銭解雇は労働市場の過半数を占める中小企業労働者にとっては事実上の解雇規制強化であり、セーフティネットでもある。また大手企業は終身雇用コストが低減することで短期的には賃上げ余地が増加する。 という点を踏まえるとその批判は完全に的外れだ。そもそも、労働生産性を計算す

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    harappa5 2014/09/16
    「そうした無駄をなくし、貰いすぎの人は賃下げし、年齢や雇用形態を理由に報われていない人は賃上げし、無駄な仕事は減らして人手不足の職場に移りやすくすることが、労働市場改革の狙いである」
  • Joe's Labo : 「会社が来年から職務給に切り替えると言っているけど、一体何がどうなるの?」と思った時に読む話

    2014年08月13日13:30 by jyoshige 「会社が来年から職務給に切り替えると言っているけど、一体何がどうなるの?」と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 つい先日、ソニーが「2015年度からを目途に、年功給部分を廃して、役割に応じて賃金を決める職務給を全面的に導入する」とリリースしました。その一週間後にはパナソニックも同様のリリースを出してこの動きに追随しています。日を代表する二大メーカーの決断は、これから多くの日企業に少なからぬ影響を与えるはずです。 一方で「年功給から職務給に変えると一体何がどうなるっていうの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。単純に中高年の人件費カットが目的だ的な報道も見られますが、むしろそれは副次的なものであり、当の狙い言及しているメディアは今のところ見当たりません。 個人から見ればどこがどう変わるのか、そ

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    harappa5 2014/08/13
    「パナソニックは社員の平均年齢が45歳に達しようかという高齢企業であり、ソニーは管理職比率が4割を超える夢も希望もない頭でっかち会社です」
  • Joe's Labo : 残業チキンレースにそろそろサヨナラしよう!

    2014年04月24日19:38 by jyoshige 残業チキンレースにそろそろサヨナラしよう! カテゴリ経済一般 政府の産業競争力会議が、労働者の労働時間管理を外す規制緩和を検討中だと報じられ、「残業ゼロ法案だ」などと話題になっている。ほぼ同内容である06年の“ホワイトカラーエグゼンプション”の際もそうだったが、ほとんどの人が「残業代は必要だ」「いや、そんな悠長なことを言ってられる時代ではない」レベルの議論に終始しており、重要な論点を見落としているように見える。いい機会なので、ポイントに絞って整理しておこう。 そもそも労働時間で給料を決めること自体が時代遅れ 現在の労基法は、明治時代に作られた工場法がベースとなっている。具体的に言うと、工場で生糸とか作ってた頃の「製造ラインに立っていた分だけモノは出来ているはずだから、雇用主はきっちり払いなさい」というコンセプトだ。 でも、現代社会に

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    harappa5 2014/04/24
    「サラリーマンを時間という呪縛から解き放つには、賃金制度の抜本的な見直しという気の遠くなるようなプロセスが必要なのだ」
  • Joe's Labo : 最低賃金での求人にケチ付けてる暇があったら最賃以下の中小零細企業をなんとかしろ

    2014年03月07日20:49 by jyoshige 最低賃金での求人にケチ付けてる暇があったら最賃以下の中小零細企業をなんとかしろ カテゴリその他 共産党が「ワタミが13都道府県で最低賃金で求人している」と批判していて思わず笑ってしまった。 当たり前の話だが、いくらで求人出そうが企業の自由である。別にタコ部屋に監禁してるわけじゃないんだからな、嫌だったら応募しなきゃいいんだぞ。それを、さも鬼の首でも取ったかのように「社会的責任を果たしていない」などと社名を出して攻撃するのって、選挙前に芸能人の親族の生活保護受給を実名出して叩きまくってた自民党・片山センセイとまったく同じレベルじゃないか。共産党も落ちたもんである。 とりあえず、ワタミは営業妨害で共産党を訴えた方がいい。 さて、筆者が興味深いなと思ったのは、彼らが「大企業はもっと払うべきだ」というスタンスなこと。じゃあ中小企業はもっと安

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    harappa5 2014/03/07
    「やれ大手のどこそこがブラック企業だなんだと粗さがしするのって、はっきりいって庶民のジェラシー煽ってガス抜きするくらいの効果しかないだろう」
  • Joe's Labo : 「処遇に不満のある年収200万円」はごく普通の人

    2014年01月29日09:30 by jyoshige 「処遇に不満のある年収200万円」はごく普通の人 カテゴリその他 先日、「アクリフーズ」群馬工場の農薬混入事件で容疑者の男が逮捕されたが、男の職場環境を巡っていろいろ議論が起きている。 当たり前の話だが、面白くないことがあったからと言って農薬入れるなんてやっちゃいかんわけで、その点で情状酌量の余地は一切無いが、背景を論点整理しておくのは意義のあることだろう。というわけで、現時点で思うところをいくつかまとめておこう。 正社員との格差は日企業全体の問題 正社員との間に、生産性では説明できないほどの大きな格差があったかどうかは、現時点では何とも言えない。ただ、日企業の現場というのは、賃金に競争原理が働きづらいため、景気の良い時に好条件で就職した50代の正社員(時給3000円超とか!)と氷河期世代のフリーター(時給千円以下)が平気で同じ

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    harappa5 2014/01/29
    「賃金に競争原理が働きづらいため、景気の良い時に好条件で就職した50代の正社員(時給3000円超とか!)と氷河期世代のフリーター(時給千円以下)が平気で同じ仕事をしていたりする」