本日は160本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は戯曲を読みバット振る続きです。『三つの宝』芥川龍之介 作 宝のひとつ、身を隠して透明人間になれるマントルを着た王子がよその城に忍びこみます。 今日から第3章です。 青空文庫より 三 ⚾︎王城の庭。 ⚾︎薔薇の花の中に噴水が上っている。 ⚾︎始(はじめ)は誰もいない。 ⚾︎しばらくの後、マントルを着た王子が出て来る。 王子 ⚾︎やはりこのマントルは着たと思うと、 ⚾︎たちまち姿が隠れると見える。 ⚾︎わたしは城の門をはいってから、 ⚾︎兵卒にも遇えば腰元にも遇った。 ⚾︎が、誰も咎めたものはない。 ⚾︎このマントルさえ着ていれば、 ⚾︎この薔薇を吹いている風のように、 ⚾︎王女の部屋へもはいれるだろう。── ⚾︎おや、あそこへ歩いて来たのは、 ⚾︎噂に聞いた王女じゃないか? ⚾︎どこかへ一時身を隠してから
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