【要約】 桃太郎は名主を始めとする村人たちを招き、鬼ヶ島から持ち帰った宝物を見せびらかしました。 村人たちは宝物や鬼ヶ島の食べ物・お酒に興味津々ですが、もちろん、村人たちへのお土産は一切なく、ご馳走も正月の餅の残りです。 北尾政美(きたおまさよし)画『桃太郎一代記』天明元[一七八一]年刊 桃太郎一代記 5巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【翻刻】【補足表記】【現代語訳】 もゝ太良むらの◆なぬしとしより◆そのほかわかひ◆ものむかいのもの◆どもをよびたから◆ものをひろうし◆ていろ/\ち◆そうをする◆なにぞめづ◆らしいもの◆をミなさ◆まへもミや◆げにいたそ◆うとぞんし◆たがなに◆もこざら◆ぬ火うち◆いしをだへ◆るとぞんじ◆た所が正◆月のかたい◆もちをひつ◆かいてすい◆ものにいた◆します 桃太良、村の名主