前回の記事で、フォーカシングという心理療法の第一段階「クリアリング・ア・スペース」の体験について書きました。 toikimi.hateblo.jp 意識を自分の内側に向け、あれこれと浮かんでくる気がかりを簡潔に分類しながら、ひとつずつふさわしい置き場所を設定して、そこへ片づけていくワークです。 これで全部というところまで続ければ、すっきりとした心の空間を感じられるはずだったのですが、私の場合、確かにもう何もないけれど、どこか薄暗い感じが満ちていて、クリアーな感覚にはなりませんでした。 この「薄暗さ」が、私の「バックグラウンド・フィーリング(背景としての気持ち)」だったのです。 最初のクリアリング・ア・スペースは、フォーカシング・クラスの実習として行いましたが、とても印象的だったので、数日後に参加した「フォーカシングを楽しむ会(オンライン)」で、このバックグラウンド・フィーリングをテーマにフ