国産ジェット旅客機「MRJ」のイメージ 国産初の小型ジェット旅客機MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)の開発を進める三菱航空機(名古屋市)は2日、米国の航空会社からMRJを100機受注した、と発表した。これまでの受注は全日本空輸からの25機だけだった。今後の受注拡大につながる可能性がある。 発注したのは米国の地域航空会社2社を傘下に持つトランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)。大手航空会社からの受託で、米国50都市間の路線を1日350便運航している。 MRJは70人乗りと90人乗りがあり、90人乗りは約40億円。TSHは「競合機に比べて燃費がよく騒音は小さく、客室が広いことを評価して発注した」としている。三菱航空機は、1号機の納入時期となる2014年から5〜6年かけて、すべて引き渡すという。 小型ジェット機は今後20年間で世界で5千機の需要があるとされ、大手のブラジル・
著者プロフィール 長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ) 兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)など。 日本の出版流通の際立った特徴は、日本出版販売(日販)とトーハンという2大取次(出版業界では卸売業、問屋)が君臨していることである。この2社の売り上げがいかに突出しているかは、取次上位7社の直近の年商を見てみれば一目瞭然だ。 出版社上位4社の年商は『新文化』の決算記事によると、講談社1350億円、小学館1275億円、9月に新しい決算が出る集英社が1376億円、角川グループホールディングスが映像事業339億円を含んで1416億円。 書店上位5社の年
9日オープンし、にぎわう三菱地所系の「あみプレミアム・アウトレット」=茨城県阿見町、津阪写す ブランド物の在庫品などを安売りするアウトレットモール業界で、不動産大手の三井不動産と三菱地所が激しい出店競争を繰り広げている。低価格志向を強める消費者に、在庫品を値引きして売る「不況に強い」業態。両社は今後も出店攻勢を強める構えだ。 9日、茨城県阿見町にオープンした「あみプレミアム・アウトレット」。三菱地所の子会社チェルシージャパンの運営で、ブランドショップや飲食店など104店が並ぶ。洋服やバッグなど約5万円の買い物をした近所の主婦(44)は「静岡や栃木のアウトレットに行っていたが、選択肢が増えてうれしい」。 「プレミアム・アウトレット」は全国8カ所目。先行していた三井不動産の「三井アウトレットパーク」に追いついた。約5千億円とされる市場規模の中で、09年3月期の売上高は三菱系1735億円、
派遣切りなどで仕事も住まいも失った人の再就職を支援する国の就職安定資金融資制度で、安定した職に就いて返済を一部免除された人の割合が利用者の4%に満たないことが分かった。政府は事実上の景気底打ち宣言をしたが、不況の直撃を受けた非正規労働者が再就職できていない現状が浮き彫りになった。失業状態のまま、融資の返済ができない債務者が大勢出る事態も想定される。 この制度は国の緊急雇用対策の一環として昨年12月22日に始まった。敷金・礼金や引っ越し代、家賃に加え、生活費などとして最高で186万円が年利1.5%で借りられる。就職して雇用保険に加入すれば返済が一部免除される仕組みで、厚生労働省は「就職活動を一生懸命やってもらうためのインセンティブ(動機付け)」と位置付ける。 だが、実際に融資する全国13の労働金庫に取材したところ、5月末までに融資を受けた8244人(融資額計57億円)のうち返済免除者は3
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く