日販とトーハン、2大取次が寡占する日本の出版流通事情

著者プロフィール 長浜淳之介（ながはま・じゅんのすけ） 兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』（日本能率協会マネジメントセンター）など。 日本の出版流通の際立った特徴は、日本出版販売（日販）とトーハンという2大取次（出版業界では卸売業、問屋）が君臨していることである。この2社の売り上げがいかに突出しているかは、取次上位7社の直近の年商を見てみれば一目瞭然だ。 出版社上位4社の年商は『新文化』の決算記事によると、講談社1350億円、小学館1275億円、9月に新しい決算が出る集英社が1376億円、角川グループホールディングスが映像事業339億円を含んで1416億円。 書店上位5社の年

[zu2]

10年ちょっとで、ずいぶん景色が変わった

[ykfksm]

2009年8月の記事。当時読んでなかったから後で読む。

[Guro]

ひさびさに中立で公正かつ、正鵠を得た記事を見た。　”もう“出版不況”という言葉は使わないほうがいい”　確かに。

[Listlessness]

元中の人だけど、割とバランスの取れたいい記事だと思う。

[paravola]

（電力同様、統合は戦中で、GHQは一応それを解体しようとしたという経緯のよう。「逆コース」はあるのかもしれないが）2大取次のルーツは1941年、戦時統制の一環として作られた日本出版配給株式会社（日配）にある

[SHOSASA3]

出版のシステムについて。

[akihiko810]

>川上と川下の企業数が多く、川中が寡占化された、砂時計のような特異な構造

[a_d_u_s_a_tt405]

トーハン

[digima]

ちょっと昔の記事だけど、メモ

[orzie]

日本の出版業界史の小まとめ。取次制度や出版社、業界の今後などについて。

[yaneshin]

中抜きが当たり前の卸売の潮流とは違う動き

[maccori777]

こういうしがらみに左右されない古本屋って商売は上手いな

[TakamoriTarou]

分かり易い出版問題のまとめと考察。流通の中間に入る問屋が巨大な権力を持っているのが日本の書籍流通の特徴と。ここが本格的に電子書籍とかに乗り出せば、一気に進むんだがなぁ。圧力かける第三位が必要かも

[cheshaneko]

「これだけ取次に優遇されていながら、良い企画、売れる本が作れない。良い著者を発掘できないこと、すなわち編集者の企画力の陳腐化、出版社のマーケティング力不足がまず厳しく問われるべき」

[georgew]

これだけ取次に優遇されていながら、良い企画、売れる本が作れない > それは畢竟委託販売と再販制度に胡坐かいてるからと疑ってしまうのだが。

[FeZn]

　p4>"これだけ取次に優遇されていながら、良い企画、売れる本が作れない。良い著者を発掘できないこと、すなわち編集者の企画力の陳腐化、出版社のマーケティング力不足がまず厳しく問われるべき"　うぅむ。ぐさり。

[xiaodong]

「アマゾンは現在、日販との関係を深める傾向にあるのも興味深い。」「1冊の本が売れると、取次のマージンは8％、書店のマージンは22～23％、残りは著者の印税や制作費がかかるものの全て出版社の取り分」

[sarutoru]

非効率化

[kkbt2]

中間流通が肥大化・寡占化するのは特に珍しいことでもないとはおもうが・・・コンテンツをマーケティングで作るっていうのも根本的に問題がありそう

[F-SQUARE]

3位以下の頑張りに期待したい

[drinkmee]

取次ぎなんて結局「中抜きだけ」で商売成立してんだから、全部やめたほうがいいよ。書店は売れなきゃバーゲンでいいじゃん。北米の書店は書籍定価の7割引きセールとか普通。取次ぎのチョウチン記事かと思った。

[boukoku_db]

出版不況が日本だけと言うのは意外。流通システムとマーケティングとコンテンツの連動が重要と感じた。

[npidea]

"2大取次を中心とした巨大な日本の出版流通経済システムという枠組を補強するサブシステムとして、委託販売制、固定正味制、帳合制、再販制度などが機能しているのです" 果たして海外では本当に雑誌と本は別物なのか?

[nicht-sein]

ソースがないから放言なんだけど、確か外国の書籍流通量と日本の流通量ってそもそも桁が違ってなかったっけ？

[richard_raw]

本好きとしては気になる。

[matoken]

「欧州も米国も、書籍と雑誌は別の業界。取次は別々であり、流通チャネルも異なっています。海外の書店は、書籍を売る専門店です。雑誌は主にニューズスタンド、キヨスク、スーパー、コンビニ、通信販売で売っている

[oguogu]

近くの零細書店でなるべき買う事にしているけど、はっきり言って、それだけじゃもう間に合わない。どうしてもアマゾンに頼ってしまう。

[t-murachi]

humm...

[yyamaguchi]

「1993年のCR3が73.1％、 HHIが2304であり、13年間で前者が10.9ポイント、後者が約1000ポイント増加しています。日販、トーハンの2社の市場占拠率は75％を超えています」とのことだ。」

[gebehe123]

日本型出版流通の大きな特徴は、このように日販とトーハンの流通寡占であり、出版社は全国の書店やコンビニに書籍・雑誌を流すために2社に依存しているということ。また、中小企業の集合体である書店各社も、2社のう

[ayanolog]

大変よくまとまっています。中身濃い。