黄慈権のブログ-生き方・マリーシア- フリーライターをしていて、仕事にならなかったことを書いたり。マリーシアについて書いたり。 「中東の笛」に耐えてきて ―ハンドボール日本代表、宮崎大輔の意地― 【4年前に日本代表が見せたカタールでの激戦】 2004年2月19日。世界選手権の出場権をかけた、第11回アジアハンドボール選手権の準決勝、日本対カタール。前半は15-13で日本がリードしていた。すると、カタールのハンドボール協会員が審判に詰め寄ってきた。 「なんて事をしているんだ?」 2004年に行われたアジア選手権の開催地はカタール。その試合をカタールの王族も見に来ていたのだ。その目の前で、日本に負けることなど許されない。王族は前半で帰ってしまう始末。カタールのハンドボール界からしたら一大事だった。 もちろん、日本でも有名になりつつある「ハンドボール界の中東の笛」は、この試合でも吹かれていた。日