現在横浜市の大黒ふ頭に停泊している大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」内ではコロナウイルスによる新型肺炎(COVID-19)感染者が数百人規模で発生しており、厚生労働省などが対策に追われている。このダイヤモンド・プリンセス号内の様子について、神戸大学の岩田健太郎教授が実際に入って見聞きしたことをYouTubeで報告している(報告動画、朝日新聞)。 岩田教授によると、船内ではウイルス汚染の可能性があるエリアと安全なエリアとの区分けが適切に行われていないなど感染対策に不備があり、乗客だけでなく医療関係者にも感染する危険性があるという。 一方、この指摘に対し厚生労働省は専門家が船内を見て適切に対応していると反論。また、客船という環境であることからウイルス汚染エリアの分離には構造的な限界があるとも述べている。 なお、岩田教授は厚労省の許可を得て乗船したというが、それについて現場責任者は把握してお