赤字が続き、徹底的に売り叩かれて誰からも見放されているタイミングこそがキクチさんの買い時だ。 「ただし、頻繁に新株を発行する会社はダメ。資金調達を闇雲にやってる会社は期待できません。また、配当や優待があると、株価を下支えてしまうので、ないほうがいい。これ以上下がらないレベルまで下がっている成長期待株が好きです」 時価総額が50億円以下と小さく、経営者の株式の持ち分が多く、浮動株比率が少ないことも銘柄選びの条件。こうした株は一度注目を浴びると急騰する可能性が高いからだ。 相場全体の影響を受けにくいのも利点、 2013年に買った山王の株価はその後3倍に! こうした超割安株を買ったら、その間、売上げ動向や製造業なら受注残高などをチェックしつつ、基本的には1年間は保有するつもりで放置。 「僕が買うのは超割安株ばかりなので、相場全体が大幅に下落していても影響を受けて下落することはあまりありません。1