オリビエ・ブランシャールが3/25のLSEのフォーラムで表題の件について語ったのをWSJブログが文字起こししている(Economist's View経由のデロングブログ経由)。 以下はその概要。 謙虚になるべき 多くの経済学者は、大平穏期に、大規模な経済危機――金融危機や銀行危機――は過去のものになった、再発するとしてもせいぜい新興国においてだろう、と考えていた。 第二次世界大戦後に生まれた自分たちの世代は、世界は良くなっていくものだと考えていた。しかし歴史は繰り返すものだし、そのことを自分たちは弁えておくべきだった。 金融システムはとても重要 ラムズフェルドのいわゆる分かっていない未知のことに我々が直面したのはこれが初めてでは無い。石油危機も想像の埒外の出来事だった。しかし数年後、それも結局はマクロ経済ショックだったということが分かり、石油市場の「配管」といった詳細にまで遡って理解を深め