暴かれた温暖化データ「改竄」の証拠 コペンハーゲンで国連気候変動枠組条約会議(COP15)が開かれているが、それにタイミングを合わせたようにIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のメンバーの電子メールが大量にウェブで公表された。その中にデータの偽造を示すものがあり、ウォーターゲートにならって「クライメートゲート」事件と呼ばれて論議を呼んでいる。 問題の電子メールは、イギリスのイースト・アングリア大学のサーバへの不正アクセスによって持ち出されたもので、11月17日に温暖化懐疑派サイトで公開され、世界中のメディアで取り上げられた。全部で1000通以上のメールがあるとされるが、特に問題になったのは次のような部分だ。 マイクの“Nature trick”を完成したところだ。最近20年のデータに実測データを加え、1961年以降のKeithのデータの下降部分を隠した。 これは「ホッケースティック」と
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