プロジェクトを潰されたことに納得できなかった技術者が、解雇された後も職場に忍び込み、1日16時間、週7日間、無給で働き、遂にはソフトを完成させ、Mac OSの同梱ソフトとしてねじ込むことに成功した。 Q:君はここで働いてるの? A:いいえ。 Q:契約してるんだよね? A:実は違うんです。 Q:それじゃ、誰が君に給料を払ってるんだ? A:誰も。 Q:どうやって生活してるの? A:普通に。 Q:(訝しげに)ここで何やってんだ!? 彼も凄いけれど、周囲の人々はそれを止めるどころか、むしろ助けたというのだから驚きだ。彼の作っているソフトが魅力的だったというのもあるけれど、彼の行動に同情を抱く者が多かったというのが実情のようだ。 ある人物はこう言った「公式には、このマシンは存在しない。君はこれを私から受け取っていない。そして私は君を知らない。これは絶対にこの建物から持ち出さないように。」 壮絶な物語