E写本の挿絵のひとつ。 聖母マリアのカンティガ集(せいぼマリアのカンティガしゅう、Cantigas de Santa Maria、ガリシア語: [kanˈtiɣɐz ðɪ ˈsantɐ maˈɾi.ɐ], ポルトガル語: [kɐ̃ˈtiɣɐʒ ðɨ ˈsɐ̃tɐ mɐˈɾi.ɐ])は、中世ガリシア・ポルトガル語で書かれた、420曲からなる頌歌(カンティガ)集である。カスティーリャ王アルフォンソ10世(アルフォンソ賢王、1221年~1284年)の治世に成立し、またしばしば彼に帰せられる。 中世の単旋律曲集としては最大のもののひとつであり、すべての曲が聖母マリアに言及しているのが特徴である。10曲目ごとに賛美歌が挿入されている。 この頌歌集は4冊の写本によって現代まで伝えられた。2冊はエル・エスコリアル修道院、1冊はマドリードのスペイン国立図書館が所蔵し、1冊はフィレンツェに残る。エル・エスコ
第3回 まずは控え目に方法論を③――社会研究のやり方 本連載は加筆・修正の上、中公新書『経済社会の学び方 健全な懐疑の目を養う』として2021年9月に刊行されました。現在、好評発売中です。連載第4回以降の記事は書籍でお楽しみください。[続きはこちら] 2019/09/25
知られざる欧州の戦後、ほぼ5年“戦中”だった 評者 法政大学名誉教授 川成 洋 前世紀の2度の大戦を欧州では、合わせて「欧州30年戦争」と呼ぶ。第1次大戦後、英、仏による宿敵ドイツと社会主義国家ソ連の封じ込めを主眼とする戦後処理が第2次大戦を誘発する大きな要因の1つだったからである。 ヒトラーの死をもって欧州での第2次大戦は終結したが、終戦とともに欧州は復活の道を歩み始めたのだろうか。それともドイツ古典派詩人シラーが嘆息したように「戦争は戦争を養」ったのだろうか。 本書は、終戦直後から1940年代末までの5年間、欧州全域に吹き荒れた復讐の情念が引き起こした途方もない残虐行為を、被害者から子孫への口伝も用いながら、実証的に詳らかにしている。厚さ故か、価格故か、大メディアに書評がないが、間違いなく必読の名著である。 ドイツの戦争捕虜は1100万人を超え、さらにドイツ軍の占領地にはほぼ同数のドイ
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