2024年1月24日のブックマーク (2件)

  • 久賀道郎『ガロアの夢』 - hiroyukikojima’s blog

    自著の販促はしつこいと嫌われるので、そろそろやめて、別の話題に移ろう。 今回は、久賀道郎先生の名著『ガロアの夢』がちくま学芸文庫から復刻されたことを祝してこのについてエントリーしたいと思う。 実は、久賀先生は宇沢弘文先生の親友で、宇沢先生から何度もお話を伺ったことがある。しまいには、宇沢先生から「君は久賀くんに似ている」とまでおだてられて、恐縮するものの、とても嬉しかった経験までした。その辺の事情はこのエントリーに詳しく書いてあるので、読んでほしい。 こののレビューをする前に、せっかくだから宇沢先生がらみで、ぼくが来週から行う市民向けレクチャーの宣伝とプッシュをしておこう。 宇沢弘文の社会的共通資を考える | 小島 寛之 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター レクチャーは2月2日、9日、16日の3回行われる。内容の要約は以下である。 宇沢弘文は日を代表する経済学者で

    久賀道郎『ガロアの夢』 - hiroyukikojima’s blog
  • 文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫

    証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。 コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまうのだ。 二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。 彼はドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。 するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。 巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作ノンフィクション‼ 作に描かれた衝撃の実話が映画化‼ カンザス~ニューヨーク間

    文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫