ブックマーク / books.bunshun.jp (3)

  • 文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫

    証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。 コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまうのだ。 二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。 彼はドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。 するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。 巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作ノンフィクション‼ 作に描かれた衝撃の実話が映画化‼ カンザス~ニューヨーク間

    文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫
  • 『奏鳴曲 北里と鷗外』海堂尊 | 単行本

    『チーム・バチスタの栄光』の著者による衝撃作!大好評につき、重版出来! 明治時代のニッポンにも、感染症との終わりなき闘いに挑んだ二人の男がいた。 コロナ禍で、「感染症学」に注目が集まるなかで、医師である著者が、北里柴三郎と、軍医・森鷗外のライバル物語を描く。 ドイツ留学を経て、ペスト菌を発見し、「日の細菌学の父」の異名を持つ北里。 一方の鷗外は、同時期にドイツで学び、帰国後、陸軍で最高位である軍医総監にまで上り詰めた。 二人は、互いへのライバル心を燃やしながら、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標へと突き進んでいた。 その二人がなぜ道を違え、対立したのか。 誰も描かなった、北里と鷗外の相克の物語が誕生した。

    『奏鳴曲 北里と鷗外』海堂尊 | 単行本
  • 文春新書『東大女子という生き方』秋山千佳 | 新書

    「女性が学歴をつけても結婚できないね」 「東大なんか行ったらお嫁に行けないからやめた方がいい」 これは、書に登場した東大女子たちが実際に母親から言われていた言葉です。 著者は取材を始めるまでは、東大女子のインタビューを通して、職場での出世を阻む日社会の「ガラスの天井」が見えてくるのではないかと想定していました。ところが実際には、もっと手前の段階で、母親や周囲の男性から「女性」として位置づけられることで生まれる生きづらさが彼女たちを苦しめていたことが分かってきました。 しかし、そのような生きづらさを感じたときに、泣き寝入りしないのが彼女たちの強さでもありました。 人生の「壁」にぶち当たっても、何度でも人生をやり直して立ち上がるレジリエンス(=再起力)を持っていたのです。 一つの企業・組織で一生を終える旧来の価値観で言えば、企業や組織を離れていく女性たちは「道を変えざるを得なかった」という

    文春新書『東大女子という生き方』秋山千佳 | 新書
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