日本をはじめとして少子化対策に頭を悩ませている先進国が多い中、出生率を上昇させることに成功しているのがフランスだ。そのフランスも80年代までは他の先進諸国同様、出生率はジリジリと低下しつつあった。しかし、90年代に入ってから手厚い育児支援策を実施した結果、合計特殊出生率は95年から上昇に転じ、2003年には1.89という、先進諸国の中では希有な水準を維持している。フランスに学べという機運が高まり、日本政府もフランスの育児支援制度の調査を始めた。 このテーマについて、ブロガーの記事に水準の高いものが多い。・社会分析的ブログ:フランスに学ぶ少子化対策では、フランスの子育て支援の実際がとても詳しく紹介されている。 フランスの児童手当や育児支援制度が手厚いとは聞いていたが、パリのママンさんのブログが紹介しているように、手当の他に、子どもをひとりつくるたびに、年金受給に必要な労働期間が2年短縮される