先月から講談社現代カフェというメルマガで連載「デフレカルチャー」という連載をしています。 第一回 第二回 登録はこちらから。 https://eq.kds.jp/kmail/
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日米関係にすきま風が吹いている。 安全保障面はもちろん、経済面でも強く結びついてきた両国関係は、今後どうあるべきか。日米関係に詳しい識者、財界人に聞いた。 4回目は、米日カウンシル代表のアイリーン・ヒラノ氏。2008年5月にダニエル・イノウエ上院議員と結婚。日系2世の目から現在の日米関係がどう見えるのかを聞いた。 (聞き手は、ニューヨーク支局=水野 博泰) ── 日系アメリカ人から見て、今の日米関係の状態をどう思いますか。 ヒラノ 21世紀の米日関係をしっかりとしたものにすることはとても大切です。安全保障だけではなく、経済や企業活動の分野でこそ行動することが必要です。そのために、「米日カウンシル」を立ち上げました。米日関係をより良いものにするために、日系アメリカ人、特にリーダー的な存在で影響力を持つ人たちを積極的に巻き込んでいくべきだと考えました。 どのような「関係」でも、問題に直面する時
「おバカタレント」「小悪魔ageha」ヒットの秘密は都会と地方の格差にあり 階級化社会を元気に生き抜く「ヤンキー文化」が地方を活性化する=速水健朗 (SAPIO 2009年9月30日号掲載) 2009年10月12日(月)配信 5ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 次のページ 文=速水健朗(フリーライター) 若者を格差社会の被害者と捉える論調が大勢のなか、しかしいざ地方に行けば、格差に不満の声など上げずに楽しく生きている若者がいる。そう、ヤンキーだ。著書『ケータイ小説的。』でケータイ小説の読者が地方のヤンキー少女であることを見抜き、現代を「再ヤンキー化」時代と指摘した速水健朗氏が、不況を生き抜くヤンキーの生態を報告する。 ケータイ小説には 「東京」が出てこない 最近、ヤンキーを題材にした映画「クローズZERO」やドラマ「ごくせん」
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 20世紀前半に吹き荒れて、全欧州を瓦礫の山にし、数千万人の死者を生み出したナチズムや、21世紀に入ってから9.11に代表されるイスラム原理主義の自爆テロの嵐が発生した真の原因は、何だろうか。 第一次大戦の敗戦国、ドイツにとって過酷だった戦後ベルサイユ体制や、世界恐慌の発生、ドイツの国民性、あるいは中東諸国の専制政治体制や貧困など、様々な原因が語られてきた。しかし、どれも表面的な分析の印象は免れず、「真の」発生原因として説得力は弱い。 例えば、自爆テロの原因が貧困や専制政治にあると言うのは、9.11の自爆犯が金持ちの息子たちや国外留学組のエリートたちであったことを想起すれば、ほとんど説得力がない。ハンチントンのように「文明の衝
悲観し始めていたけれど、モノは腐り始めて真価を発揮する、との謂われのとおり、つい先日“四国の右下”徳島県南部の町を旅したおり、再生と活性という言葉を生き生きと日々の糧にしている人たちに出会った。 自分はいつも、こうした人たちに会いたい、と願い、旅を続けてきた、と気づかされ、新鮮味を欠いた言葉の、文字通り再生に立ち会うことになった。 さらに、かれらこそが、いつの時代も、国の下支えになってきた、と、改めて、地方、地域の風土に根ざした人力を見直すことになった。 「息苦しくなって」東京の生活を清算 まず、この夫婦を紹介しよう。太陽の光と海風が似合う2人である。 夫の新居徹也は46歳、徳島県庁に勤める公務員。地域の企画振興の任に当たる課長補佐だが、いっぽうでサーファーという顔を持つ。 早稲田大学を卒業後、リクルートに入社。 「初年度から大きな仕事をまかされ、好みの雑誌編集部への異動もかなって、若い自
―― 企業による偽装や年金記録の改ざん、いじめの横行など、日本社会では様々な問題が噴出しています。今の日本を見ると、社会の信頼感や安心感が失われているのではないか、と感じざるを得ません。なぜ信頼感が喪失しているのか。その要因を社会心理学の立場から解き明かしていただけないでしょうか。 山岸 信頼感や倫理の喪失。それを述べる前に、これまでの日本社会で「安心」や「信頼」がどのように成立していたのか、そのことからお話ししましょう。 問題の理由を心に求めるのは思考停止と同じ ご質問のように、今の日本は様々な問題を抱えています。価値観が転換し、社会の一体感が失われているのは間違いありません。将来への漠然とした不安を多くの国民が抱えているのも事実でしょう。 こうした現状を指して、「日本人の心の荒廃」や「モラル低下」を原因に挙げる声は少なくありません。かつての日本人の心を取り戻すために、「品格を磨くべき」
■葉っぱの「歩行と記憶」「[考える]ニヒリズムを越えて」 http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20080408本田透の『なぜケータイ小説は売れるのか』(ソフトバンク新書)のbk1レビュー「喪男」【モダン】のケータイ小説論考をアップしました。フリーライターの成松哲氏によると、「ケータイ小説書籍のメイン読者は、地方都市……例えば北関東」なのだと、本書で紹介しているが、わかる気がします。2月に敢行された本田透さんの新書『なぜケータイ小説は売れるのか』にコメントゲストとしてお呼ばれし、上記引用のとおり、なんかそれっぽいことを話してみた。 文中では「ケータイ小説書籍のメイン読者は、地方都市……例えば北関東」と語るのみになっているものの、これは「売れてねぇライターが言いたい放題言っちゃってるのをそのまま書き出すと、お前が干されたり、怒られたりで、余計に売れなくなっ
僕のように30代も半ばになってくると、周りの友人がみんな35年ローンとかでマンションなどを買い始める。「家賃払うより、後で自分のモノになるんだから得でしょ」「転勤すれば、そこを賃貸にすればいいし」などと言う。だけど、35年も(基本的に)解約できないモノに、何千万円もよく投資できるなと感心してしまう。キー局に勤めてる友人なら分かるのだが、僕らのような10年もてば御の字というような制作会社の連中でもそういうのが結構いるから不思議だ。もちろん公務員のように安い社宅が無いという理由は大きいのだが。公務員は都心でも月1万円くらいだそうだから。 東京に住んでて映像ディレクターなどというヤクザな稼業をしていると、自分の人生がこれから先35年も変わらないとはとても考えられない。だからそういう自分をしばるようなものは極力買いたくない。車もそうだ。もちろん維持費が高いとか、無くても交通網が発達してるので生活で
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「お宅は何階の部屋?」 ママカースト制の終わらぬ地獄 週刊朝日 2008年2月11日号 会った瞬間、ママバッグやベビーカーにさっと目を光らせる。私より上? 下? まずは立ち位置を見極めることが大切。身の丈でない階層に紛れ込むと、強烈な劣等感に見舞われるから。 ◇ 近所のママ友たちの訪問を受ける日、ユミさん(31)は早朝から大騒ぎだ。 人気パティシエのお菓子を用意し、2歳の息子をせかして有名ブランド服に着替えさせる。キャラクター人形を隠し、お蔵入りになっていた知育玩具を引っ張り出す。「友達・買い物・夫」はNGだから、「お友達・お買い物・主人」と頭の中で「復習」する。相手は純正セレブ。この無理してる感、きっとお見通しだろうけど――。 ●偽お受験情報でいじり 夫の転勤で大阪から東京都心の会社借り上げのマンションに移ったら、高所得者が多い地域だった。息子が小さいうちは見よう見まねでブランド服を買っ
前回の『東京のアート』 で紹介した“未来美術家”遠藤一郎くんが千葉の家に遊びに来て、面白い話を聞かせてくれたので、それについて書いてみます。全部「又聞き」だから詳しくはないのですが。 JRおよび東横線渋谷駅のすぐ南側、国道246号線が線路をくぐる高架下の壁には、昔からスプレーによる落書き、いわゆるグラフィティがたくさんあったそうです。さらにそこに、ホームレスたちが簡易なタイプのダンボールハウスを作って暮らしていました。だからお上品なマダムなんかは通るのが憚られる、ダークな雰囲気ではあったんでしょう。 それを「改善」しようと地元住民が動き、去年の初め頃、グラフィティを全部塗りつぶした上に、ファンシーな壁画が描かれました。立案したのは「渋谷桜丘周辺地区まちづくり協議会」、依頼されて実際に描いたのは、近くにある専門学校「日本デザイナー学院」の生徒たち。 http://www.ndg.ac.
2008年02月12日03:34 平成19年(2007)の殺人発生数は戦後最低 2/1に警察庁が去年の犯罪統計を発表したんですが、殺人の認知件数は1,199件で平成3年の1,215件を下回って戦後最低を記録しました。 検索した限りでは新聞はどこも報道していないようなんですが、テレビでもあつかってないでしょうか。これは大ニュースだと思うのですが。 ほんとにどこも報道していないのなら、こっちのほうも大ニュースですな。少年犯罪データベースのほうが新聞やニュース番組よりも正しい情報を流しているということが、これではっきりと時系列で示されたわけです。今日はウェブがとうとうマスコミを超えた記念日となりました。 ほんとですかいな。いくら日本の報道機関が腐り切っているのは自明とは云え、これはさすがに信じられん。私が見逃しているだけなんでしょ。誰かそうだと云って。 情けないことに、ブログでも記している人が見
NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想 ※NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」の感想こはちら ※NHKスペシャル「ワーキングプア 努力すれば抜け出せますか」の感想こはちら 07年12月15日放映のNHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」を見た。「海外のワーキングプアについて報道するらしい」という話を聞いていたから、「ああ、日本の話はだいたいやっちゃったので、『海外でも広がっていますよ』『海外ではこうしてますよ』みたいなやつかな」というヌルい想像をしていたのだが、「ワーキングプアI」と「II」をつくったスタッフの力を甘くみすぎていた。 そのような、学生のレポートみてえなボケた一般論ではなかった。 日本のワーキングプア問題がいきつく先が予想や推測の中ではなく、すでに「海外」という現実の中に存在しているということ、そして、日本のワーキ
養護学校の先生たちを前に、地域生活で必要な力について話してくれと言われたのは数週間前。 レジュメを作りながら、困ってしまった。養護学校というのはまさにそのような力を身につけるために教員が日々努力している場所だと思っていたから。算国理社に力を入れているとも思えないし、体を動かしたり、手先を使ったりすることを通じて、生活のための力をつけていかせようということなのだろうと思っていた。そこに将来の「就労」を考え含めたとしても、そのための力をつけていく重要性は嫌というほど教員に理解されているはずである。一般就労にせよ福祉的就労にせよ、卒業後の進路選択は最重要課題だ。今さら「働く力をもっとつけないと」なんて、教員に話しても仕方がない。 「働く」以外に、「地域で生きていく」というために必要な力は何か。少し前に「地域」論をここでも書いたけれど、そもそもあるべき地域生活とはどんなものか、を確定させないことに
MIYADAI.com Blog (Archive) > 田中康夫氏と「グローバライゼーションと日本のセルフイメージ」について対談しました。 « マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | 「渋谷の風俗」についてインタビューに応じました » 宮台発言の一部だけ抜粋します。 宮台 少し前にネグリ=ハートの『〈帝国〉』という本が売れましたね。アメリカ的グローバライゼーションに対抗するには、脱国家的なマルチチュード(雑民)の国境を超えた連帯が必要だとする議論です。 でもシャンタル・ムフなどリベラル派はこう批判します。グローバライゼーションに対抗する市民の連帯? ふざけるな。グローバライゼーションを翼賛するだけだと。国家が推進するアメリカ的グローバライゼーションに対抗するには国家や国家連合しかない。ならばナショナリズムをうまく使え。EU統合をマルチチュードに反するとして批判する「寝ぼけ左翼」
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