この項目では、イネの品種について説明しています。1920年代の中央アジアで発生した反ソビエト蜂起については「バスマチ蜂起」をご覧ください。 バースマティー種の玄米 バスマティ(ときにバースマティー表記)(英語: Basmati, ヒンディー語: बासमती, ウルドゥー語: ﺑﺎﺳﻤﺘﻰ)は、イネの品種群である[1]。インディカ米(長粒種)に属し、繊細で優れた芳香で有名な香り米である。バースマティーという名称は、「香りの女王」というヒンディー語に由来する。 バースマティーは、現在のインドとパキスタンに当たる地域で何百年にも亘って栽培されてきたイネの品種群である。様々な品種があり、ヒマラヤ山麓で生産されるものが最高の品質であるとされている。なかでも、パキスタンから北インドのヒマラヤ山間部のデヘラードゥーン地方にかけて栽培されるスーパー・バースマティーと呼ばれる優良品種は、バスマティの中で