基本、大人ならどんな人でも心の中に大なり小なり "ドロドロ" がある、と私は思ってる。 そんな私自身のドロドロなんてはかなり溜まっててすごい方と思う。 私にとっての「ドロドロ」がない人のイメージというのは、人目があろうとなかろうと、(動機が利己的な)ウソをつかない、卑怯なこと・ズルいことはしない。 人を恨んだりねたんだり憎んだり、裏切ったり利用したりいじわるしたりと、いかなる邪念や邪心がなく、発する言葉・態度と、心や頭の中が一致している人だ。 そして昔の世間知らずで未熟な私は、そうしたドロドロがない人は、割とあちこちにいると思いこんでた。 で、若いから人を見る目もないし、お人よしなほうなので、ちょっと"感じがよくていい人"そうな人と出会うと「この人はいい人に違いない!」と信じて、なので自分も心や頭を "まっさら" にして、何の疑いもなく屈託もなく、無防備に付き合おうとする。 そしてある日、